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内容説明
悩みのない人生などはない。恋愛、仕事、人間関係…。悩んだ時、壁にぶつかった時、あなたを支えてくれるもの、それが哲学だ。哲学は、自分のこころとの対話である。自分自身を知ることで、しあわせへの道筋ができる。現実世界を「生きていく支え」としての哲学を身近なものにし、その知恵を有効に活用する手だてを教えてくれる本。
目次
プロローグ 生きるうえで哲学は本当に必要なのか
第1章 恋愛に悩んだ時に読む哲学
第2章 職場の人間関係で悩んだ時に読む哲学
第3章 仕事が嫌になった時に読む哲学
第4章 夫婦関係に悩んだ時に読む哲学
第5章 親子関係に悩んだ時に読む哲学
第6章 生きることが嫌になった時に読む哲学
エピローグ “哲学”することで楽に生きられる
著者等紹介
梅香彰[ウメカアキラ]
1948年、長野県生まれ。早稲田大学大学院(哲学科)中退。難解になりがちな既成の哲学研究に飽きたらず、哲学本来の在り方である「生きていくうえで役に立つ」哲学の解釈を模索している。著書に『生きるのが楽になる哲学の本』『自分らしく生き、自分らしく死ぬための哲学入門』『はじめて読む哲学の本』ほかがある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トッシー
1
哲学というと、とても難解な学問で近寄りがたい。なんて思ってしまうが、作者は、そんな哲学を身近なものにしようと懸命に努力している。過去に生きた全ての人が悩んだ(はずの)”どう生きるのがベター・ベストか”。そのよりよく生きるための術や支えとなるものが哲学であると説く。恋愛に、職場での人間関係に、夫婦関係に、親子関係に、人生に疲れた時に、心のありようをどうすることがよりよい状況を生むのだろうか?こうした人生の身近な疑問に対し、多くの人生経験者達の言葉・思考がよきガイド役を担ってくれる。それが哲学である、と。2011/12/03
拳児
0
この作者は、哲学の専門家ではなく、哲学とは関係のない職業に就きつつ、哲学を人生に取り入れている人のようだ。その生き方は、ちょっと真似してみたい。作者は哲学だけでなく、文学や心理学にも詳しいのが読むと分かる。文字で書かれた書物が気になるのだろうか。やはり、文字で書かれたものというのは、色々な分野にまたがるのだろう。それを追究するには、哲学書だけでなく、文学や心理学も追究することになるのだろう。こういう哲学の初心者向けに書かれた本は面白い。2014/06/25