知恵の森文庫 ホラーマンガの逆襲―かえるの巻

唐沢 俊一【編】

光文社（2000/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 334p／高さ 15cm
• 商品コード 9784334780371
• NDC分類 726.1
• Cコード C0176

内容説明

皿回し芸人の鉄皿がシェーと襲ってくる！口裂け女は、実は私の姉さんなんです…！？幽霊に復讐するため、自分も毒を飲む少年！昭和３０年代後半から４０年代、一世を風靡した貸本マンガ。その復刻ブームの先駆けたる著者が、恐怖が突き抜けてしまったが故に、なぜか笑えてしまう傑作をピックアップ！目からウロコのマンガ世界が楽しめる一冊。

目次

みな殺し（いばら美喜）
足（岩井しげお）
口裂け女（さがみゆき）
尼寺の妖怪（好美のぼる）
大いなる文明（山上たつひこ）
守護神（落合二郎＆サツキ貫太）
メーキャップ（関すすむ）
私は知っている（多摩海人）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[猫丸]

脱力ホラー系貸本漫画セレクション。現代漫画と何が違うって、とにかく圧倒的なスピード感。アニメーション普及後に描かれた漫画には「動き」を喚起する描写が無意識的に侵入しており、いきおい描写が微分的になる。対して古い漫画は紙芝居を模範とした疑いがある。よって１コマのリーチが長い。ずんずん進む。爽快である。いずれも腰砕け度高めだが、巻頭「みな殺し」(いばら美喜)がベスト。

2021/10/20

[さとさとし]

貸本のホラー作品で、時代に埋もれてしまうには惜しい作品を唐沢俊一がチョイスし載っけた本。 山上たつひこの作品以外、ツッコまざるえないアレなやつばかり。 実際、唐沢俊一も我慢できずにコマの外でツッコんでるし。 ツッコミ特性のある人ならかなり楽しめるはず。 皿まわし…

2020/03/27

[きりだんご⭐️新潮部]

●ブックオフ

2018/08/08