内容説明
「お武家さまは、和泉屋の者かえ」と経帷子に能面をつけた女に声をかけられた直後、勢四郎は鎖鎌を持った男に襲われた。巷を騒がす「幽霊女」だと言われ、件の和泉屋からその正体探しを依頼されるも、襲ってきた男とのかかわりも含め、なかなかつかめない。手がかりもないまま商売敵の店を当たり始めたところ、老舗の辻屋に不審なものを感じたのだが―!
著者等紹介
中村朋臣[ナカムラトモオミ]
1973年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。2006年「北天双星」で第12回歴史群像大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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