出版社内容情報
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内容説明
将軍家毒味役の矢背蔵人介は、姿を消した養母志乃の行方を案じていた。ある日、長州萩藩毛利家の重臣が襲われたところを蔵人介が救う。刺客は同じ毛利家の下士で、矢背家をつけ狙う刺客「痩せ男」と同じ技を遣った。再び「痩せ男」の影を追う蔵人介だが―。ついにその正体が明らかになる。そして気になる消えた志乃の行方は…。超人気シリーズ、驚愕の二十六弾。
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年、新潟県生まれ。11年の会社勤めを経て文筆の世界へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
154
シリーズ26弾。義母・志乃の行方や、痩せ男の正体が明らかになりスッキリ方を付けた今回だが蔵人介同様、痩せ男にちょっとだけ情を掛けてしまってました。それを操って来た者達が憎い。金座の主が替わっても人々の暮らしは楽にはならず、ご政道とは一体誰の為にと思ってしまうのは今の世情とどこか似ている。さあ、次回からはどんな仕掛けがで楽しませてくれるのだろう。ラストが近いのか?蔵人介に穏やかな日々が訪れますように・・2019/04/26
KAZOO
90
この巻ではやっと今まで数冊の本で登場して宿敵であった「痩せ男」がどのような人物かが明かされます。その前段では痩せ男と同じような流儀の人物が別の能の面をつけて現れます。また義母も最後まで姿を現さないもののその生きざまが明らかになります。最後には、義母が「痩せ男」を家宝の薙刀で成敗します。2024/09/04
とし
87
鬼役「金座」26巻。消息不明の志乃が帰って来るなり、痩せ男あんなに最強だったのにあっさりと斬られてしまってビックリ、右近自害後ちょっと鬼役のイメージが変わったようです。2019/08/27
えみ
48
養母・志乃が消息を絶ってから、心休まらない時を過ごし続ける彼に追い打ちをかけるように次から次へと巨悪が襲いかかる。そんな中で遂に志乃を狙い、友を殺めてきた「痩せ男」との決着の時がやってくる!将軍家毒味役でありながら裏の顔は幕臣の不正を断つ暗殺役を担っている・矢背蔵人介が活躍する鬼役シリーズ26。痩せ男の正体に迫る中で志乃の過去も明らかになっていく。蔵人介の周りが不穏過ぎて、そこにどんな意味があったのか考えることさえ恐ろしい。運命か因縁か…。敵と立ち合う度にどんどん強くなっている彼から今後も目が離せない。2024/08/07
ベルるるる
24
蔵人介の育ての父親は実は御庭番・・・これだけかと思っていたら、本当は近衛家の誘拐された息子。今作は義母の志乃が近衛家の子供を産んでいた。凄い過去が次々と明らかになるね。でも最初の頃のような鬼役の話が読みたいかも。2019/09/05
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