内容説明
千葉周作らを輩出した名門中西道場で出来物とうたわれた老剣士・白井亨は、稽古をつける門弟の中に極めて鋭い面打ちを見せる美少年を発見した。名を富樫栄といい、加賀藩徒士の父は非業の死を遂げていた。少年の望みは武家の再興や剣の上達ではなく、安穏な在所暮らしだという。だが、栄の周囲に父を討った不逞の輩の影が―。格調高雅な珠玉の七編を収録!
著者等紹介
戸部新十郎[トベシンジュウロウ]
1926年石川県生まれ。早稲田大学政経学部中退。北國新聞社を経て、文筆活動へ入る。2003年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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