出版社内容情報
上田秀人[ウエダ ヒデト]
著・文・その他
内容説明
将軍徳川吉宗が何者かに襲われた!襲撃した者たちを追及した結果、衝撃の真相が明らかになる。一方、道中奉行副役として東海道を巡検し、ようやく京へ入った水城聡四郎。吉宗から「世間を見て来い」と言われたものの、京での具体的な指示はないため、まずは京を見て廻ることに。しかし、そこから京の狐狸妖怪たちが蠢きだす―。ますます好調のシリーズ第三弾。
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業。’97年、桃園書房主催第20回小説CLUB新人賞佳作。2010年、『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第16回中山義秀文学賞受賞。2014年版「この時代小説がすごい!」文庫書き下ろし部門作家ランキング第1位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
80
聡四郎巡検譚「動揺」3巻。京に入った聡四朗、所司代、町奉行、禁裏付と挨拶に出向いたり、市中を見て廻るだけであちらこちらから騒動が舞い込ん来そうですね、吉宗が側にいないので孤軍奮闘するのか、次巻が待ち遠しですね。2019/10/07
ジュール リブレ
26
起承転結の 承 ですね。次を見ないとなんとも2019/01/27
Atsushi Kobayashi
19
このシリーズがたぶん上田さんのライフワークですね。話も熟れてきて、どうなるか大変楽しみにしています。2019/01/16
mam’selle
13
幕府の役人としての地位は決して高くない主人公水城聡四郎。しかし公方様の娘婿との肩書が仇になり、京都の所司代、奉行、禁裏付きが想像たくましく過剰警戒。昔も官僚の興味関心って、あくまでも内向き指向な描き方が滑稽な所も、この作家の人気たらしめてるのかも知れません。2019/01/30
蕭白
9
慣れてしまったのか、少し内容が浅く感じられました。これからの展開のプロローグのような気がしました。2019/01/12