出版社内容情報
稲葉稔[イナバ ミノル]
著・文・その他
内容説明
元南町奉行所の定町廻り同心の沢村伝次郎は船頭として生計を立てている。伝次郎のところへ、同心時代の小者で、いまは油屋を営んでいる音松が斬られたと知らせが入る。音松は、かつての伝次郎の仲間である定町廻り同心の探索の助をしていたという。音松を斬ったのは何者なのか。伝次郎は、下手人の探索に奔走するが―。人気シリーズ、ついに慟哭の最終巻!
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。脚本家、放送作家などを経て、’94年作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
91
剣客船頭「男泣き川」20最終巻。遂に最終巻に、男 沢村伝次郎楽しく読ませてもらいました、再び伝次郎の登場待っておりますよ。2018/11/08
真理そら
21
最終巻なので(読むのがもったいなくて)長い間積読状態になっていた。20作も続いていたとは…。伝次郎が船頭なので水路を生かした物語なのが好きだった。作者が伝次郎に強い思い入れがあるとのことなので続編を楽しみに待つことにする。戸部道場の面々やお光がクズすぎて益川のクズっぷりが緩和されている気もする。2018/12/29
ひさか
4
2018年8月光文社時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ20作目。最終巻。ついに終わってしまいました。お終いにふさわしいお話ではなかったように思いますが、あとがきにあったように、いつ再開しても良い状態なのは確かです。音松が亡くなったのは残念でした。2018/09/24
goodchoice
3
ついに完結か~残念な気もするが稲葉さんが巻末に書いている通り丁度良い区切りかもしれない。それにしても稲葉さんが伝次郎にそんなに思い入れがあったとは意外だ。再来を期待したい。2018/09/27
犀門
1
No.076★★★★☆伝次郎さん、さぞかし辛かったろうに…。同心として復活する新シリーズに期待!。2019/06/06