光文社文庫 黒星警部シリーズ 1<br> 鬼面村の殺人―黒星警部シリーズ〈1〉 (新装版)

電子版価格
¥715
  • 電書あり

光文社文庫 黒星警部シリーズ 1
鬼面村の殺人―黒星警部シリーズ〈1〉 (新装版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334776473
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



折原一[オリハラ イチ]
著・文・その他

内容説明

埼玉県・白岡警察署の黒星光警部は、休暇に白川郷へと足を延ばした。しかし、ひょんなことからその奥にある鬼面村に行くこととなり、事件に巻き込まれる。合掌造りの家が一夜で消え、次々に起こる奇怪な事件の裏に隠された真相に、推理小説好きの黒星が挑む。“助手”葉山虹子の活躍も見物。著者の大幅加筆修正のうえ、新装版で新たに登場。名シリーズ第一弾。

著者等紹介

折原一[オリハライチ]
1951年埼玉県生まれ。早稲田大学文学部卒。’88年、『五つの棺』でデビュー。同年、『倒錯のロンド』で江戸川乱歩賞候補に。’95年、『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナルピーチ

130
黒星警部シリーズ1作目。想像以上にコメディ色が強かった。簡単な事件も複雑怪奇にしてしまうちょっと変わった刑事の“黒星”。休暇を兼ねて訪れた白川郷でライターの“葉山虹子”と出会う。ひょんな事を切っ掛けに二人で向かう事になった“鬼面村”。そこで待ち受けていたのは摩訶不思議で面妖なる怪事件ばかりだったのだ…。怪しげな村民達。一夜にして消失する公民館。多くの謎と怪奇性を盛り込んだ事件。その驚愕のトリックと真相に思わず・・・。コミカルで掴み所のない二人の掛合いが面白い!続編もこのコンビが見れるのかな。楽しみです!2022/11/26

タイ子

70
峠に現れたモンペ姿で、藁草履、手ぬぐいを巻いた背中の曲がった怪し気な老女が鎌を片手に不気味な笑み。まるで横溝正史の世界ですがな。と、ぞわっと感は黒星警部の登場で一気に解消。舞台は白川郷…から少し入った所にある鬼面村。休暇を利用してやってきた黒川警部、そこで出会う記者の虹子とともに摩訶不思議な事件に巻き込まれる羽目に。一夜にして合掌造りの家がまるごと消える!そして、起こる殺人。おどろおどろしいのは横溝さんに任せてここは折原さん、面白いです!この謎解きに満足するはしないかは読者次第。いやいや私は大いに満足。2019/01/03

達ちゃん

51
クスっと笑える面白いミステリー。黒星と虹子のやり取りがお約束だけど楽しいです。面白いトリックあり、どんでん返しもありで、シリーズ追いかけたいです。2018/12/21

かめりあうさぎ

51
折原先生と言えば倒錯シリーズしか読んでないので、まさかこんな軽いノリのユーモアミステリだとは思いもしなかったです!なんとなく拍子抜けしましたが、建物消失や密室トリック、どんでん返しなどミステリ部分はさすがにしっかりとしていて面白かったです。それよりユーモアセンスが肌に合うかどうかで好き嫌い分かれそう。私はこういう軽く読めるミステリも好きなので、続々復刊予定の本シリーズを追いかけていこうと思いました。2018/05/26

瑞佳

46
ちょっぴりエッチでふざけていて、胡散臭い登場人物や舞台設定が横溝チック。シュールな描写がオフビートな笑いを誘い、まるで『トリック』のドラマを見ているみたい。白川郷のその奥にある鬼面村。合掌造りの家が一夜で消え、次々に起こる奇怪な事件の裏に隠された真相とは!?ひたすら酷い目に遭い続ける黒星警部の「密室はミステリ・ファンの心のふるさと」はまさに名言なり。2018/08/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12849452
  • ご注意事項