出版社内容情報
大名家の暗部などに首を突っ込んだら命がいくつあっても足りぬ。新三郎は部屋住みの悲哀を噛みしめ、奥州街道に敵の片割れを追う。
内容説明
江戸で起こった敵討ち騒動。咎人の大杉天善は武家屋敷に幽閉されたが脱走、関八州に逃亡した。そこで彼を敵とする古元正之助の依頼で、追い首の新三郎たちは追跡を請け負うことに。ところが騒ぎの元凶に近づくほど、手強い相手に狙われ、次期老中と目される松平定信の秘密にも迫り…。追い首稼業に身をやつす腕利きの男たちの活躍を描く、痛快時代シリーズ第二弾!
著者等紹介
幡大介[バンダイスケ]
1968年栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒。’95年から文筆業に携わる。2008年「天下御免の信十郎」シリーズ(二見時代小説文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶんぶん
15
【図書館】第2弾! 今回は「白河の関」まで足を延ばす。 敵討ちの仇が逃げた先が白川藩に逃げ帰っていた、そこで新三郎達は白川まで仇討ちの助っ人として同道する事に。 ところが仇を逃がした「逃がし屋」という「追い首」の正反対の商売敵が現れる。益々、面白くなる道中譚、テーマは大きいのだが、ネタが小さいような。とにかく、次期老中・松平定信の秘密も絡んで、街道は一触即発の形相に。 新三郎の片山伯耆流の居合が鞘走る、百姓一揆まで巻き込んで、果たしてどうなる。一流のユーモアがあるらしく一筋縄ではいきそうも無い作家です。 2021/05/06
ウォーカージョン
4
キャラやストーリーや設定などいいんだけど何か足りない。もっとキャラを生かしたほうがいいんじゃないか。2019/01/20