出版社内容情報
三十九年前に起きた赤子連れ去り事件やアルゼンチンの政治事件にまで巻き込まれていく。壮大なスケールの社会派ミステリー。
内容説明
老夫婦の連続変死。不慮の事故で愛妻を失った刑事・外岡が極秘で捜査に乗りだした。警察の杜撰な対応が明らかになり、外岡は老夫婦の会社を引き継いだ男に狙いを定めるが―。過去に起きた二つの乳児連れ去り事件。十歳で拉致され九年間、監禁された女優。いくつもの事件が交錯し、浮かび上がる意外な真相とは!?結びつくはずもない、異国の政情との関連は!?
著者等紹介
緒川怜[オガワサトシ]
1957年生まれ。東京外国語大学を卒業後、共同通信社に勤務。2008年、第11回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した航空サスペンス『霧のソレア』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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