光文社文庫<br> 死屍累々の夜

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光文社文庫
死屍累々の夜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334775582
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

十人の男女を殺害し、六人の女と共に集団自殺を遂げた木裏健三。彼は老舗旅館に取り入ったのち売春宿に変貌させ、一家のみならず無数の人間を絶望に陥れた。過去に大学の助教授でもあった者が、非道な行為に及ぶ過程には何があったのか!?センセーショナルな「木裏事件」の全貌と共に、謎に満ちた男の内奥に綿密な取材で迫る、圧巻のフェイク・ドキュメンタリー!

著者等紹介

前川裕[マエカワユタカ]
1951年東京生まれ。一橋大学法学部卒。東京大学大学院(比較文学比較文化専門課程)修了。スタンフォード大学客員教授などを経て、法政大学国際文化学部教授。専門は比較文学、アメリカ文学。『クリーピー』が第15回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、作家としてデビュー。『2013年版このミステリーがすごい!』では「新人賞ベストテン(茶木則雄・選)」で第1位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なな

24
読み始めた途端 ゾワーッとする世界に引き込まれてしまった。悲惨な話なのに なぜか読後 そこまで悪くない。不思議な作品。2020/06/11

ちょん

21
生々しすぎて何度も本当にあった事件なのかどうなのか疑ってしまいました(笑) ルポ風に書かれてるのに前川さんっぽくもあり面白く読めました! 木裏という男みたいなのがサイコパスの素質を持ってるんだろうなぁと染々。2018/05/07

20
フェイクドキュメンタリー。昔の大量殺人事件をインタビューを交えて、真相を明らかにしていく。何処かでこんな事件が本当に起きていたのではないかと、思ってしまう。2021/11/27

カラシニコフ

17
現実の事件をいくつかミックスさせて前川風味にした感じ。いつもの読みにくさがルポ形式のおかげかあまり感じられず、普通にテンポよく読めた。サイコパスの教祖みたいなキャラ設定はなかなかツボだった。 ★★★☆☆2018/08/15

JKD

16
老舗旅館「はぎのや」を乗っ取る木浦健三と彼を取り巻く胡散臭い人たち。読み始めは登場人物が多すぎて混乱してきますが、徐々に全体像が見えてくると半ば合法的に行われる売春斡旋業とその陰で進行する凄惨な行為は、まさに狂気。ラストは迫る捜査網と逃亡生活の果ての悲しい集団自殺。結局木浦は何がしたかったんだろう?という謎だけがじんわりと残りました。2018/01/03

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