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浅き夢みし―吉原裏同心抄〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334775353
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

晴れやかな行事の裏側で、「吉原五箇条遺文」を狙う何者かの手が、吉原にひたひたと迫っていた。

内容説明

鎌倉の旅から帰った幹次郎らは、玉藻と正三郎の祝言を数日後に控え、忙しい日常に戻る。麻のための離れ家も着々と完成に近づき、祝いの空気が流れる秋。しかし幹次郎は、吉原が公儀から得た唯一無二の御免状「吉原五箇条遺文」が狙われていると直感していた。襲撃される幹次郎と汀女。張り巡らされる謀略と罠。新吉原遊廓の存続を懸けた戦いが、再び幕を明ける!

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

121
吉原裏同心抄「浅き夢みし」2巻。やはり吉原に居る幹次郎さんが良いですね安定感抜群、今や吉原に無くてはならない存在感ですね仙右衛門さんと少し険悪ムードがありましたがそれなりに落ち着良かったです、汀女と麻との仲も良好、次巻は「うすずみ庵」の完成か。2017/10/31

KAZOO

106
主人公はまだまだ吉原の仕事にかかわっているのですから、抄という言葉をつけなくても今までの続きでよかったのではないかという気がします。吉原に対する上からの圧力などが感じられるのですが、それを跳ね除けていきます。また、あし抜けをしようとした将来太夫になりそうな娘を主人公独自の考え方(吉原会所の考え方とは異なる)でやり直させようとしていきます。これが今後の主な流れになるのでは(私としてはこの娘が這い上がって太夫になるまでが語られるのではと思いますが)、と思っています。2018/01/16

優希

43
面白かったです。様々なことが起こるので飽きることはありません。先が見えない展開に引き込まれっぱなしでした。2022/05/16

はにこ

31
またもや「吉原五箇条遺文」絡みの事件が。。吉原の権力を手に入れようとする輩の多いこと。玉藻の結婚、うすずみ庵の建設、桜季の問題など幹どのの身の回りでも色々あった。ここのところ密命も多いことからか、仙右衛門との関係があまり良くない気がする。。同輩として仲良くやって欲しいんだけどねー。2021/05/30

冴子

22
離れ家も少しずつできてきた。桜季のことも頭を悩まされたり、鎌倉の事件にはまだ続きがあったり、と幹次郎は忙しい。玉藻の結婚式は感動的だった。2018/12/06

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