出版社内容情報
バイセクシュアルの有澤純子は、夫に内緒でレズビアンの女性とも付き合っていた性と生の深奥を描き出す傑作長編。
内容説明
“純子に死に別れたのがちょうど十年前だ。幹也の母親になるといってくれた綾子さんとの、おかしな結婚生活は九年になる”生後八カ月の幼子を遺し、三十七歳の妻を亡くした有澤信雄は、妻の親友を後添として迎えたのだが…。純子と綾子は、夫には内緒の恋人同士だったのだ。男女三人の手記、日記から、愛や家族の有り様が浮かび上がる異色の恋愛官能小説。
著者等紹介
勝目梓[カツメアズサ]
1932年東京生まれ。様々な職業に就きながら同人誌「文藝首都」同人となり、小説を発表。’74年「寝台の方舟」で小説現代新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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