出版社内容情報
藤原緋沙子[フジワラ ヒサコ]
内容説明
駆け込み寺「慶光寺」に突然、侵入者が現れた。御用宿「橘屋」の用心棒・塙十四郎がすぐに捕まえ、事情を聞いたところ、新助という桧物師で、幼馴染みのおひさを救ってほしいと訴えた。おひさは献残屋「赤松屋」へ嫁いでいたが、十四郎が探ると、夫の治兵衛に怪しい過去が現れた―。(「侘助」)親子の情愛を描いた表題作など四編を収録した、著者の代表シリーズ第十一弾。
著者等紹介
藤原緋沙子[フジワラヒサコ]
高知県生まれ。2002年、「隅田川御用帳」シリーズで小説家デビュー。文庫書下ろし時代小説で絶大な人気を得る。’13年、「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞する。綿密な取材と調査に裏打ちされたデータに基づいて丁寧に紡いだストーリーには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hnzwd
12
雪見船でほとんど気持ちは伝わっているものの、家名を捨てて橘屋の亭主として生きられるのか。身分が厳密に分けられてる時代背景を描いてるんでしょうね。2023/08/24
アニータ
2
シリーズ 11冊目。しっとりと情緒あふれる作品。2021/08/19
サンドイッチマン
2
お登勢と十四郎。新たなステージを予感させる「雪見船」。2020/05/22
シトラス
2
お登勢の女としての幸せを早く実現してほしいと今回は改めて思った。 なかなか、浪人と言えどもお登勢との間はスムーズに行かないとは思うけれど、早く覚悟を決めて橘屋の主人としてやっていけば良いのに…。2019/05/16
goodchoice
1
いつもの登場人物による安定した内容だが、少々悲しい内容が多いように感じる。まあやむを得ないところもあるが。2017/05/06