出版社内容情報
坂岡真[サカオカ シン]
内容説明
将軍の毒味役「鬼役」を務める矢背蔵人介。裏御用を指示する橘右近から呼ばれて、奥高家と大名との衝突の仲裁に入ったことから運命の糸は動き始めた。蔵人介を狙う正体不明の刺客の口からは「京がおまんの墓場」という言葉が漏れる。京へ入った蔵人介の前に待っていたのは、かつてない強大な敵と、自らの衝撃の過去だった。人気シリーズ二十作記念の大傑作長編。
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年、新潟県生まれ。11年の会社勤めを経て文筆の世界へ。花鳥風月を醸し出す筆致の時代小説を描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
136
やっぱりこのシリーズが好きだ!20巻目はちょっと長い(汗)私の苦手な禁裏・・そこに行く途中の名古屋と今回鬼役の旅と来た~!八瀬の里での出来事も、とにかくあれよあれよの一気読み。まさかの蔵人介の出自が・・嗚呼、いいんだ。いろんな事抱えて早く帰ろう。還る場所はあそこしかないよね!まさしく『運命』(さだめ)。過酷過ぎるそれを背負ってこの先も修羅の道を進むだけだ!2017/01/05
とし
97
鬼役「運命」20巻。圧巻でした、矢背家の養子でも出自は凄いですね、京都での蔵人介の活躍も良かったがやはり、舞台は江戸が良くにあっていますね、次巻の登場は江戸に期待。2017/04/09
ベルるるる
27
蔵人介、やっぱり江戸の方が似合うと思うな。2017/04/06
さく
17
京の都で蔵人介の衝撃の生い立ちが判明した。あまりの衝撃に言葉を失う。兄さん、と呼ばれる身。志乃はきっと知っている。八瀬の人々に起こる悲しい出来事に全力で立ち向かう。きっと卯三郎もさらなる場数を踏んで。今回は凄い回だった。2021/10/24
ぶんぶん
15
【図書館】遂に蔵人介の出自が・・・読んでいるこちらとしてはどうでも良い事だが、今後ストーリーに関係するかな。 著者も京都編と言う事で「思い付き」で書き足した感がある。 まぁ、鬼役は鬼役でしかありませんからね。 折れた来国次の変わり「鳴狐」粟田口国吉を拝領し良かった良かった。 長柄刀で無いのが残念ですが。 これからのストーリーがどう動くのか楽しみである。2017/02/14