出版社内容情報
柴田よしき[シバタ ヨシキ]
内容説明
誰が犯人だ!?桜川ひとみの自宅で開かれた鍋パーティ。作家仲間である四方幸江を陰で中傷する人物を探り出す。それが、ひとみに任された役割りだった。だが、パーティ参加者の中に、大きな殺意を抱く者がいて…(表題作)いつもクールに謎を解く猫探偵正太郎が、生涯二度目の恋をした!?(「正太郎、恋をする」)珠玉の三編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
84
久々の正太郎シリーズ。表題作は毒殺協奏曲で読んでいましたが、もう1回楽しみました。『猫は三日ですべて忘れる』こういうのもいいなぁ。三人それぞれの視点からラストのオチまで。短編ならではのテンポで引き込まれた。そして『正太郎、恋する』叙述トリック!?うん、確かに美人さんだね。正太郎と柄はおそろいだしね。全部面白かった!桜川ひとみには売れて欲しいけど、このままがんばって欲しい。また、正太郎に会えるかしら?2019/04/12
さっこ
63
猫探偵シリーズ第5弾。相変わらずキャラが立っていて楽しかったです。今作は行間が広く文字も大きくて読みやすかったけれど、あっという間に終わってしまってちょっと残念。2021/07/29
むつぞー
47
久しぶりの正太郎シリーズ。 久しぶりすぎでなぜ神奈川に引っ越したのかが思い出せない~~! 正太郎の視点が楽しかったシリーズなので正太郎視点が「正太郎、恋をする」しかなかったのがちょっとさびしいかも。 でもこの話は意外性もあってとてもおもしろかったです。 字も行間もちょっと大きめなので、あっという間に読み終わってしまったのがちょっと寂しかったけど。 しかも表題作は既読だったし。 新作が出るのを楽しみしてますので、次は早めだと嬉しいです。 2016/12/10
harupon
46
シリーズ7作目、正太郎の冒険⑤。カバーイラストがシライシユウコさんに変り、フォントサイズが大きくなった。前作は東京の神楽坂に引っ越した話だったのに、今回は神楽坂で起こったとある事件のためにまた引っ越すことになった。神奈川県某市の古い一軒家。交際相手が東京の大学勤務になったことから、引っ越してきたというのに、その話は何もでてこないまま神奈川に引っ越しとは…。正太郎は、いつの間にか去勢猫になってた。冒険④と⑤で描かれなかった物語、書いてくれることを願います。今回はあとがきもなく物足りないです。2021/06/06
momi
38
三編!!表題作の「猫は毒殺に関与しない」は読了済!作家と編集者が集まって鍋パーティ!!誰が誰を殺したいのか、殺意を抱く者は誰なのか推理しましょう!!「猫は三日ですべて忘れる」ブラック〜!したたかで一番怖い者は女…と思っていたら実は…!!「正太郎、恋をする」猫の正太郎が恋に落ちた…相手は…?エェッ!!二度目の恋は叶うのか!?最後の話は正太郎目線で書かれていて満足しました!2016/11/11