光文社文庫<br> 異次元の館の殺人

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光文社文庫
異次元の館の殺人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334773502
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



芦辺拓[アシベ タク]

内容説明

証拠品鑑定のため、粒子加速器をもつ研究施設を訪れた検事の菊園綾子。だが鑑定中に加速器が暴走し始める。一方、調査のため弁護士の森江春策と共に西洋館を訪れた菊園は、密室殺人事件に遭遇する。菊園が推理を披露しようとしたそのとき、加速器の影響で彼女は異次元へ飛ばされてしまう!真相を見抜かないと元の世界に戻れない!?奇想爆発の本格ミステリー。

著者等紹介

芦辺拓[アシベタク]
1958年大阪生まれ。同志社大学法学部卒。’86年「異類五種」で第2回幻想文学新人賞佳作入選。’90年『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ち~

23
弁護士・森江と検事・菊園の共通の知人が殺人事件で有罪判決を受けた。無実を証明すべく乗り出した先で発生した密室殺人。菊園が真犯人を名指しした瞬間、粒子加速器の暴走により、菊園は1人、パラレルワールドへ飛ばされる…「そこか!そこで引っ掛けてきたか!」と仰け反りながらも、謎解きのインパクトは弱め。菊園さん、推理が適当過ぎ。第一、森江先生の出番が少ない少ない。西澤保彦を思わせるSFチックな展開は結構楽しめました。でも次回はやっぱり、新島ともかとのコンビで骨太なミステリーが読みたいな…2016/09/17

yuui

13
推理を間違えたらパラレルワールドに飛ばされるぶっ飛んだ設定のミステリ😳 しかもパラレルワールドでは微妙に名前が違うという! 普段ならこんなありえやん設定くだらんわとか、おもしろくないわと言っとるんやけどなぜか面白かったのよね🤣 トリックもこの設定ならではやったし! じゅうぶん楽しめました🤗 ただ名前がややこしすぎた 笑2023/07/14

霧島

12
推理を間違えたら別次元に飛ばされるという設定が面白い。肝心の推理は密室トリックの初歩的なものが多く「あり得そうだけどあり得そうな分あり得ないだろ」と高みの見物で馬鹿にしていたが(笑)、最後に明かされる真相で完敗。そう繋げてくるか…。また異次元での性格や名前の変遷には驚かされた。ネタかと思ったらそういう仕掛けとは…。SFとして読んだら微妙だろうし、異次元に飛ばされること自体に大ネタはないけど、楽しくさらっと読むことができた。2016/09/17

トリプルアクセル

11
これだけ複雑な話をコンパクトによくまとめたものだなあと思う。単純な多重解決推理だけにとどまらず、パラレルワールドを活かしたトリックを取り入れ、唯一無二の作品となっている。芦辺さんの発想力はやはりすごい!2018/05/21

enmys07

10
ミステリーのこれまでと違うSF要素をつけ加えた作品。 推理を重ねていくことで、世界が確定していくという なかなか変わった作品でした。2016/09/13

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