光文社文庫
電話ミステリー倶楽部

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  • サイズ 文庫判/ページ数 408p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334772925
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報



ミステリー文学資料館[ミステリーブンガクシリョウカン]

内容説明

グラハム・ベルが電話機を発明してから一四〇年の歳月が流れたが、とりわけ、この十数年の進歩は、黒電話からスマホへと、目まぐるしいばかり。ミステリーにおいても電話は、時計やカメラと並んでアリバイ・トリックなどに頻繁に使われてきた重要アイテムである。本書は、そんな電話をテーマにした実力派作家たちのえりすぐりの傑作を収めたアンソロジー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

54
電話をテーマにしたミステリアンソロジー。題材が題材だけに古い作品が多いのかと思いきや、携帯とかオレオレ詐欺とか近いものを題材にした作品も多かった。ただやはり大半は時代を感じさせる作品がほとんど。何となく昭和を感じさせる作品や、トリック自体がよくわからない作品も目立つ。ひと昔前の作品だと「幸福通信」と「糸ノコとジグザグ」最近の作品だと「十一台の携帯電話」「偶然」が何といっても素晴らしい。後ろ二つは倒叙という形式を上手に使ってるし。ミステリもまた時代と共に変化している、というのが如実にわかる一冊でした。2016/07/12

山ちょ13

23
「電話ミステリー倶楽部」読了。電話をテーマにしたミステリーアンソロジー。個人的にオススメだったのは泡坂妻夫、島田荘司、岡嶋二人、山村美紗、折原一。短い中にもしっかり起承転結、その中であっというような結末が用意されているのが素晴らしかった。2017/03/11

朱雨

12
電話がテーマのアンソロジー。あまり馴染みがなく実感がわかないトリックもありましたが、歴史を感じられて面白かったです。島田さんの「糸ノコとジグザグ」目的でしたが、数ページだけども妙に印象的だった高橋さんの「電話」と、ラストまで衝撃的な折原さん「偶然」もよかったです。2019/12/04

深青

12
電話をテーマにしたアンソロジー。どれも面白かったですが、島田さんの「糸ノコとジグザグ」が好きです。2016/07/01

カーンズ

11
アンソロジーシリーズ。「電話」をテーマにしたミステリー選。アリバイトリックに多用されるアイテム。 メール文化全盛の現代ではもはや古いトリックになりつつありますね~。どこか懐かしさも感じる話たちでした。昭和人としては人との会話は大事にしていきたい。山村美紗さんの『偽装の回路』がらしさ全開で面白かった。2021/11/29

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