出版社内容情報
日本推理作家協会[ニホンスイリサッカキョウカイ]
内容説明
満員御礼の驚きと興奮を、その手に!ミステリーの「今」を一冊に凝縮した豪華アンソロジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
78
2010年から20212年に発表された作品を集めています。14人の作家を選びその作家に2作づつ推薦されたものからを選者がさらに選んでいるので結構レベルが高いのではという感じでした。ミステリーとは言いながらこの題名にもあるようにふしぎ感があるものが多々見られます。鮎川哲也作品のオマージュのようなもの、あるいは問題編と解決編に分かれているものなど楽しめました。私は「黒い密室」「カミソリ狐」「913」がよかったと思います。2022/09/03
A3
18
恩田さん目当てで読了も、読んだことある作品だった。。初読の作家さんではあまり気になる作品なかったけど、初野晴さん、米澤穂信さんのは良かった。米澤さんのはシリーズものっぽいし探してみようかな。2016/06/05
鈴子
7
上下二段組でズッシリ感があったので、気になる作家さんから読んでみました。鳥飼氏の「呻き淵」が映像的に怖さをそそりました。西澤氏の「対の住処」も面白かった。大門氏、米澤氏はいつもの作風と違って軽めなカジュアルタッチ。タイトルが遊園地っていうのは、こういうことだったんですね、いろいろ楽しめました。2021/01/20
広瀬研究会
6
大半の作家さんが初読みか、ほとんど読んだことのない方だったので、お得感ありました。一番好きなのは大崎さんの『君の歌』。東川さんの『烏賊神家の一族の殺人』も良かった。東川さんの芸風、短編の方が合ってますね。2016/07/02
くらげ
4
米澤さん目当てで購入。量も多いし粒揃いでとても楽しめた!謎めいた雰囲気だったり、ホラー的な怖さがあったり、色んな種類のミステリーを楽しめたので、とても満足。しかし米澤さんのが一番好きだなー。後味の悪さも、これこれ!という感じ(笑)新しい作家を開拓できるのもアンソロジーの楽しみである。2016/06/17