出版社内容情報
パルス国王アルスラーンは、シンドゥラ国救援に向かうが…。伝説の怪物の復活、ファランギースの秘められた過去を描く。
内容説明
仮面兵団に侵攻されたシンドゥラ国が援軍を求めてきた。アルスラーンは、ナルサスの助言を受け、敵の意表を突く策をとる。それは、北側から迂回し、チュルク国境を突破するというものだった。作戦は功を奏し、パルス軍は勝利の進撃を続けるのだが…。ついに迎えるヒルメスとダリューンの一騎打!さらにファランギースの悲しい過去が明かされるシリーズ第九弾!
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。’78年、「緑の草原に…」で幻影城新人賞を受賞。’88年『銀河英雄伝説』で星雲賞(長編部門)受賞。2006年『ラインの虜囚』でうつのみやこども賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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dorimusi
19
タイトルが旌旗流転でこの内容だとこの巻の主人公はヒルメスだね。それにしてもヒルメスも負け続けだね。というかナルサスの策がハマりすぎでは?他には軍師みたいな人いないのか?時代設定的に軍師とかいないのかもしれないけど。 ザンデは残念だけど、流石に気づかないまま死ぬほどアホ扱いじゃなくてよかった。 ファランギースの過去はなんか予想してたのと違った。外見で嫉妬をかって追い出された的な話はまた別にあるのかな?2021/08/14
Haru
19
表紙はどなた?2016/01/11
リノン
17
あちこちで戦いが勃発していて、何が何だか分からなくなります。現実も同じようなものですが・・・。ザンデは残念だったな。続きは彼女に期待しよう。ファランギースの苦い思い出話は新鮮でした。神官なんて聞くと、今まで普通に生活していたと思えないもので。個人的にはギーヴの過去が知りたいな。2017/04/29
放蕩長男
17
文庫版アルスラーン戦記の9冊目。徐々に、物語に人の手ならぬ魔導の力が見え隠れしてきました。栄光の絶頂期であった第1章終結から、大陸航路に陰りが見え始めています。物語が各地方へ飛び飛びになるので、どの国でどの勢力が何をしているのか、把握するのに苦労します。多くの登場人物の活躍が楽しめて読み応えがある、とも言えますが。続きにも期待します。2016/02/26
T4C@NAK
15
パルスを巡っては周辺諸国に付け入る隙は沢山あるはずなのだが、そこは絶妙なパワーバランスと画家さんの画力の賜物なのだなと感心。今後そうなるか、読んでみないとわからないが、本当に田中さんは確固撃破に持ち込む戦略が好きだなあと思う。2017/05/28
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