出版社内容情報
パルス国王アルスラーンは、シンドゥラ国救援に向かうが…。伝説の怪物の復活、ファランギースの秘められた過去を描く。
内容説明
仮面兵団に侵攻されたシンドゥラ国が援軍を求めてきた。アルスラーンは、ナルサスの助言を受け、敵の意表を突く策をとる。それは、北側から迂回し、チュルク国境を突破するというものだった。作戦は功を奏し、パルス軍は勝利の進撃を続けるのだが…。ついに迎えるヒルメスとダリューンの一騎打!さらにファランギースの悲しい過去が明かされるシリーズ第九弾!
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。’78年、「緑の草原に…」で幻影城新人賞を受賞。’88年『銀河英雄伝説』で星雲賞(長編部門)受賞。2006年『ラインの虜囚』でうつのみやこども賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
26
作者はヒルメスを嫌いなのか?と思うぐらい、本当に運やツキに見離されている様に感じます。カリスマ性もあるし、性格もそこまで悪くはないのに、なぜこうもうまく行かないものなのか…。ナルサスの策が神がかっているのもありますが、少しは華を持たせてあげたいと思ってしまいます。ザンデ、好きではなかったけど、そこで死んでよい人物では無かったなと思います。ヒルメスの再起はどうなるのか…敵なれど応援したくなりました。2025/09/22
dorimusi
19
タイトルが旌旗流転でこの内容だとこの巻の主人公はヒルメスだね。それにしてもヒルメスも負け続けだね。というかナルサスの策がハマりすぎでは?他には軍師みたいな人いないのか?時代設定的に軍師とかいないのかもしれないけど。 ザンデは残念だけど、流石に気づかないまま死ぬほどアホ扱いじゃなくてよかった。 ファランギースの過去はなんか予想してたのと違った。外見で嫉妬をかって追い出された的な話はまた別にあるのかな?2021/08/14
Haru
19
表紙はどなた?2016/01/11
kanki
18
パルスを狙うチュルクとミスル。半月形、かっこいい。ナルサスの戦略が的確だ。面白かった2025/07/26
リノン
17
あちこちで戦いが勃発していて、何が何だか分からなくなります。現実も同じようなものですが・・・。ザンデは残念だったな。続きは彼女に期待しよう。ファランギースの苦い思い出話は新鮮でした。神官なんて聞くと、今まで普通に生活していたと思えないもので。個人的にはギーヴの過去が知りたいな。2017/04/29




