出版社内容情報
結婚にまつわる七つの温かな物語。
内容説明
弟が、自分の元彼女と結婚!?(「墓前式」)姉の結婚式の真っ最中に、昔の男現る!?(「ビーチウェディング」)父親が、再婚直前に浮気!?(「結婚記念写真」)―人生最大のイベント、結婚を機に発生した、思いがけぬ「家族」の問題。さあ、どうする?関係に悩み、互いに衝突しつつも、問題を乗り越えて新しい絆を結んでいく男女の群像を描く。ほろ苦くも温かい、幸せを結ぶ珠玉の短編集。
著者等紹介
渡辺淳子[ワタナベジュンコ]
滋賀県生まれ。看護師として病院等に勤務。「父と私と結婚と」で第3回小説宝石新人賞を受賞。改題した「私を悩ますもじゃもじゃ頭」を収録した『もじゃもじゃ』(光文社文庫)が注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coco夏ko10角
26
結婚がテーマ、7つの作品収録の短編集。『いつくしきふかき』が良かった。2016/09/10
かもめ
14
結婚式はトラブルが付き物。そんな結婚式にまつわる短編集。著者のグルメ小説以外の作品だが、リアルな話で面白かった。墓場での披露宴は知らなかったが、地方によってはあるかも。人それぞれ、いろんな結婚式があって良い。2020/09/25
MILKy
11
【売】かの近江食堂の著者!偶々古本屋で目に留まり手に取る。結婚にまつわる7篇の短編集。単に恋愛〜とか夫婦生活〜とか言ったものではなく、どことなし問題が浮上してくるようなお話たち。結婚した後の家族、だけでなく、元々の家族と絡めて描いてある、というか。食べ物の描き方が良いのは流石、近江食堂の著者なのかな、と思ったり。また山口恵以子さんが実際に食堂のオバチャンをされている作家さんてのを思い出すけど、コチラの作家さんは現役?!看護師さん!ということもあって病気を背景に描いたりもされるんだろうな!2022/01/10
まり
2
図書館本。結婚ってゴールじゃなくてスタートだけど…でもやっぱり一大イベントだしスタートと言い切るには勿体ない。いろんな結婚の形があるよなぁ〜。2019/10/26
うー。
2
時間をかけて読了。間を開けてしまったけれど、読み切りたかった。「ビーチウェディング」、「結婚記念写真」、「当家の後継ぎ」にグッときました。結婚って、人の人のつながりですね。みっともない姿に、そこまでさせる相手への深い愛情を感じました。2018/06/01