光文社文庫<br> 視線

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光文社文庫
視線

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  • サイズ 文庫判/ページ数 390p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334768553
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

劇団員の夏帆は、住宅地図調査のアルバイトで小学生時代に住んでいた街を訪れた。同級生の家に招かれた彼女は、途中の夜道で通り魔に襲われてしまう。怪我は軽かったが、同じ頃、近くで女性が殺されていた!被害者は、ある過激な新興宗教の信者だったらしいのだが…。ありふれた住宅街に渦巻く疑惑、恐怖、殺意。日常に潜む悪意をえぐり出す傑作ミステリー。

著者等紹介

永嶋恵美[ナガシマエミ]
福岡県出身。広島大学文学部哲学科卒。2000年、『せん‐さく』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

JKD

14
主婦コミュニティの何気ない視線と怪しい宗教団体が絡むので、悪意の根源がどこにあるのか気になってくる。見えない不安と恐怖が淡々と続く。結局のところ、見て見ぬふりは卑怯なのかどうなのかって話かな?でも、時には自分の身を守るために必要な態度なのかも知れないな~と感じました。2015/01/20

すきま風

9
やはり永嶋さんと言えば、こういう不穏な雰囲気をビシバシ感じさせる話が良い。狭い田舎のご近所ネットワークが、ある事件と絡み、こうなるとは。若干読み進めるのに時間はかかったものの、読み応えのある作品でした。2020/03/01

KyR

9
★2.5 本文の中に何度も「視線」という単語が出てきたけど、たいした意味は感じず。意味があったのは最後の事件の真相の中の「視線」だけかなーって。夏帆の純弥に対する気持ちがいまいちよくわからず。なにより独身で子供がいない私でも夏帆には全然共感できず。子供のいる友達にあんなに偏屈になるものなのか。主人公や登場人物に共感なりのめりこめないと楽しさ半減。再読は…ないかなぁ。2015/02/19

トリプルアクセル

8
主婦たちを取り巻くサスペンス小説。面白くなりそうな設定と序盤のストーリーだが、同じような描写が続く上、物語に起伏がなく久々に厳しい読書時間になってしまった。主人公も32歳という年齢の割に中高年のようで、最後まで違和感がぬぐえなかった。残念。2018/02/02

ひろし

8
帯の文句が面白そうだったんだけど、ちょっと内容が薄い。ありきたりなサスペンスドラマっぽくてミステリー要素も薄いし魅力的な展開も無い。独身女性と主婦の間にある嫌な距離感は面白いんだけど…。2015/02/06

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