内容説明
夏目影二郎の住む長屋に、国定忠治の使いという男が現われた。子分のほとんどを失い、孤高の逃避行を続ける忠治からの伝言だというこの男に従って、影二郎は忠治のあとを追う。やがて、影二郎の前に忠治の姿と捕り方である八州廻りの姿が。忠治の運命は、そして、父から忠治を討つ命を受けた影二郎の決断は…。手に汗握る展開が詰まった決定版シリーズ第十三弾。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。大学卒業後、闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
94
主人公は忠治の愛用の銀煙管を持った男が現れ、忠治が会いたがっていると伝えます。父親からは忠治をうつように言われ旅に出ます。金精峠から日光、会津、横手、角館、最後は岩手ということで私も一緒に旅をしている気にさせてくれました。犬や馬の力を借りながら冬の旅を続けます。最後に忠治が現れますが・・・・。今回背後にいるのは鳥居ではなかったようです。2018/08/08
かいちゃん
26
アカとアオ、両方ともすごいなぁー。忠治の気持ちもわかる気がするわ。2021/06/04
Syo
10
凄いね2025/05/23
天笑院たか姫
3
シリーズ第十三弾!忠治の使いという男が現れ、その男に従い忠治の跡を追う。子分の殆どを失い、逃避行を続ける忠治の思惑とは?父から忠治を討つ命を受けた影二郎の決断は・・・・。赤犬のあかと伝馬のアオの箱橇は、楽しそうでした。2016/12/26
yasu7777
2
★★★☆☆2019/05/18
-
- 和書
- 渡辺崋山書簡集 東洋文庫