内容説明
佐伯泰英の大人気時代小説「吉原裏同心」シリーズの舞台、吉原。遊廓でありつつ、そこは人々の憧れを誘う流行の発信地でもあった。吉原はなぜ、作られたのか?遊女たちは、どんな生活を送っていたのか?妓楼で遊ぶためのしきたりとは?吉原で働くのはどんな人たちだったのか?吉原の文化・風俗や歴史を繙けば、「吉原裏同心」をより楽しく、身近に味わえる。
目次
第1章 吉原とは?
第2章 遊びのお作法
第3章 花の遊女たち
第4章 魅惑の吉原グルメ
第5章 吉原を彩った飄客たち
第6章 吉原街歩き
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
90
佐伯さんのシリーズでは今もまだ続いている「吉原裏同心」の主人公の職場の話で、これを読むとかなりシリーズも楽しくなるのでしょう。江戸時代のある意味公娼の場ということで私はあまり興味がわかなかったのですが、シリーズとしては楽しく読んできました。この本ではそこの吉原の百科事典というような感じで絵などを多用して説明してくれています。最初に読んでおけば愉しみなどが深まる気はしました。2023/11/10
とし
74
「吉原裏同心」を読まれている読友の皆さん是非読んでください、吉原の解説本、ガイドブックです。第六章吉原街歩きしたいな~浅草寺しか行ったことが無い(+_+)2014/09/01
はるほのパパ
19
吉原裏同心が20数冊積読本なって一年以上、読出しに躊躇している中たまたま本屋で出会ったガイド本。 江戸吉原の歴史、地図、しきたりから遊女たちの日常、食事、ファッション、その後まで詳しく書かれている「吉原ガイド」である。 興味深く雑学のためにはなったが、さて本編にいくかどうか・・・2016/02/26
ドナルド@灯れ松明の火
12
吉原裏同心の舞台となっている吉原の紹介ムック本。大部分は既知の事柄だったが、江戸時代のファッションリーダーだった遊女たちのヘアスタイルの変遷や浅草吉原近辺の食べ物の紹介は興味深かった。2014/10/20
Mirror
11
吉原裏同心抄の歴史的解説2020/03/01