内容説明
山崎動物病院は、病院に来られないペットのための往診もしてくれる、町で人気のクリニックだ。でも一つ、普通の病院とは違ったところがある。院長の名前は、山崎ぶたぶた。彼の見た目は、なんと、かわいいピンクのぶたのぬいぐるみなのだ!この院長、動物の病気だけじゃなくて、飼い主の悩みも解決しちゃう名医との噂。もしかして、ペットの悩みもお任せかも―?
著者等紹介
矢崎存美[ヤザキアリミ]
埼玉県出身。1985年、星新一ショートショートコンテスト優秀賞を受賞。’89年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
172
ぶたぶたその18。連作短編集。今回のぶたぶたさんは獣医さん。猫・犬・猫の3本ですがモカの話が一番好き。でも今回はそれぞれのペットに主役を取られたって感じ。2014/12/09
AKIKO-WILL
138
今回のぶたぶたさんは、獣医さん!3編ともすごく良かったのですが、最後のトラの家は、老人と老猫とぬいぐるみの三つ巴にかなり涙腺がウルウルしちゃいました。賢い猫トラの人生で最後に選んだ場所。ぶたぶたさんが自分と同じ大きさのネコや犬に診察だけど格闘している姿を想像するだけで癒されますね。2016/06/06
小梅
123
ぶたぶたさんが獣医に⁉️ 「トラの家」が良かった〜2018/11/28
ゴンゾウ@新潮部
104
久々のぶたぶたさん。今回は獣医です。人間不信に陥ったペットと飼い主との関係を修復するぶたぶたさん。とてもほっこりします。 そしてフーテンのとらちゃん。とても頼もしいヤツでした。次はどんなぶたぶたさんに会えるのか楽しみです。2018/12/19
りゅう☆
98
動物病院院長で獣医のぶたぶたさん。往診した時この可愛い獣医さんを初めて見た飼い主たちの反応に相変わらずクスっとなる。『ビビリ猫モカ』は抱っこさえさせてくれない。ぬいぐるみの存在を生かしじゃれ合いながら診察したり、家族との距離を縮めてくれたり。実家のチワワが病気になっても関係ないと思ってたのに、だんだんペット愛に目覚めさせてくれたのはぶたぶたさんのおかげ。根岸家にきて2年、放浪猫だったトラと根岸夫婦の絆がいい。トラが入院中の妻に対してとった行動に胸いっぱいになった。1日でも長く静かに仲良く暮らせますように。2018/07/30