内容説明
江戸に衝撃が走った!上州の侠客、国定忠治が押し込み強盗を働いたのだ。これまで探索の途上で忠治と関わりをもってきた夏目影二郎は、ことの真相を調べ始めるために上州へ。しかし、そこで待っていたのは驚愕の「策略」だった。影二郎は鏡心明智流の豪剣で巨悪に立ち向かう。佐伯泰英の原点ともいえるシリーズ決定版の第四弾!巻末に佐伯泰英外伝を収録。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。大学卒業後、闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表。文庫書下ろし作品のみで累計4000万部突破の快挙を成し遂げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かいちゃん
25
おこまさん色っぽいですね。据え膳食わぬは・・・・ですもんね。これって妖怪は狩ってるっていえるのかな?2021/01/11
Syo
13
相変わらず凄いね2025/03/04
Kira
8
図書館本。シリーズ第四巻。この巻で影二郎は、かつて行方を追っていた国定忠治の潔白を証明する。江戸の町で国定忠治なる者が押し込み強盗をはたらく。侠気に富んだ忠治のしわざだとはどうしても思えない影二郎は、真相を探るべく一人旅立つ。妖怪とは鳥居甲斐守燿蔵のことで、この妖怪に父とその友人が失脚させられそうになるのを影二郎は未然に防ぎ、偽忠治が絡む策略を挫く。愛犬あかを江戸に残した今回の旅もまた難渋をきわめるが、忠治との間に不思議な絆が結ばれているのが実感できるものだった。 2019/02/03
とく たま
6
四巻目にして物語が充実してきた感あり!続きを読みたくなるね。巻末の泰英外伝もなかなか本文に匹敵する面白さ (^-^)/2022/11/15
天笑院たか姫
6
シリーズ第四弾!上州の侠客・国定忠治が家族と奉公人を惨殺する押し込み強盗を働いたと読売が出た。忠治を知っている影二郎は真相を探る為に上州へ。そこで待っていたのは、鳥居耀蔵一派の「策略」だった。忠治がやられるんじゃないかとハラハラした。これからの耀蔵が気にかかる。2016/10/07