光文社文庫
群雲、賤ヶ岳へ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 564p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334766436
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

織田信長の天下布武の構想を実現し、自らの人生をも切り拓かんとする黒田官兵衛は、羽柴秀吉と共に天下獲りに乗り出し、その知謀の限りを傾ける。毛利攻めから、中国大返し、山崎の合戦を経て、賎ヶ岳へ。荒木村重、柴田勝家など、戦国乱世を壮絶に生きた群雄たちの姿を活写し、まったく新しい視点で、これまでにない「官兵衛像」を確立した決定版がここに!

著者等紹介

岳宏一郎[タケコウイチロウ]
1938年宮城県生まれ。早稲田大学文学部卒。テレビ・ドラマや舞台の脚本家、雑誌のライターとして活躍後、歴史文壇瞠目の傑作と評された『群雲、関ヶ原へ』で、’94年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ウィズ

16
うーん。読ませることは読ませるけど、登場人物にいまいち魅力がないのと、荒木村重がこれほど優れた能力のある人物だったとは自分は思えないので、残念な作品です。2013/11/04

とし

11
秀吉の参謀として手腕を発揮しつつ、その才能のため秀吉から警戒されつづけた黒田官兵衛。本作品は、そんな官兵衛の生涯を描いた歴史小説です。才能はもちろんのこと、野心家であるのも秀吉からの恩賞が少なかった原因ではないかと思います。秀吉に天下を取らせたと言われる竹中半兵衛。本作品にも登場しますが、ともに才能溢れていますが、発言や雰囲気など真逆ですね。官兵衛には、どこか人間臭さがあります。また、本作品では戦国時代の武将が魅力的に描かれています。その中でも、毛利家を支えた小早川隆景は官兵衛も認める名将だと思いました。2015/07/23

rizu

6
大河ドラマの麒麟が来るを見終わった後ふと思いたって読み始めた。読み応え十分で官兵衛の人としての魅力も伝わる小説。天下を夢見ながらキリシタンになってみたりと波瀾万丈の生き方だが最後は戦場でない場所で静かに生を全うした。2021/03/10

円盤人

5
題名からはわかりづらいが黒田官兵衛が主人公。秀吉とのコンビによるリアリスト的な視座で戦国が描かれており、敏腕実業家によるビジネス小説のようにも読めるのが特徴。したがって物語上における一般的な名将・勇将の評価は低いが(吉川元春もこんなふうに書かれては形無しだろう)、荒木村重の人物像や官兵衛の人間的欠陥を見れば、両者を優劣で描いていないことは明白だ。胸がすき、人に惚れるタイプの戦国小説ではない。しかし清水宗治には裏切ってもらった方がいい、という小早川隆景の思惑など、刺激的なものの見方に満ちており、新鮮である。2025/02/05

白隠禅師

2
賤ヶ岳の戦いが中心かと思って買ったんですが軍師黒田官兵衛でしたね。タイトルは無理やり群雲シリーズにする必要ななかった気が。それでも内容的的には面白かったです。NHKの大河の原作読んでる様な感じでした。荒木村重がかっこいい奴になってるのが印象的。2018/09/03

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