光文社文庫
考える葉―松本清張プレミアム・ミステリー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 548p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334765675
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

硯つくりの青年・崎津弘吉は、留置場で知り合った井上代造に釈放後も親切にしてもらう。だがそのころから崎津は不可解な事件の渦中に巻き込まれ、ついには覚えのない外国視察団長射殺事件の犯人にされてしまう。罠に落ちた崎津は、自ら真犯人を突き止めるべく動き出す。巨富と権力を握る闇の実力者。戦時中の隠匿物資の謎。孤独な青年が辿り着いた意外な真相とは。

著者等紹介

松本清張[マツモトセイチョウ]
1909年北九州市生まれ。給仕、印刷工などの職業を経て、朝日新聞西部本社に入社。懸賞小説に応募入選した「西郷札」が直木賞候補となり、’53年に「或る『小倉日記』伝」で芥川賞受賞。’58年に刊行された『点と線』は、推理小説界に「社会派」の新風を呼び、空前の松本清張ブームを招来した。ミステリーから、歴史時代小説、そして古代史、近現代史の論考など、その旺盛な執筆活動は多岐にわたり、生涯を第一線の作家として送った。’92年に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

YUUUUMI

12
留置場で知り合った青年・崎津弘吉と、井上代造。後に弘吉が事件に巻き込まれ、射殺事件の犯人にされてしまい、権力に立ち向かっていくというミステリー。実際に起こった事と新聞記事の内容が違う事に、この事件の背後にある何か巨大なものを感じ、事件の謎を追っていく弘吉とともに明かされていく真実を知る事になっていく展開が面白い。警察の捜査ではなく主人公が自ら行動し、起こった出来事を想像し推理していく描写や過去の新聞を調べたりと、現代のような便利な手段がなくても追及していく事ができるのが素晴らしい。山梨が舞台の作品。2024/01/27

世玖珠ありす

6
【黄色い風土】以来、「いい人」には気を付けろ!な松本清張です。今作も読み応えあり。奇怪な行動で留置場に入れられた男には、ある目的があった。この男、井上代造が主人公かと思ったら、中盤でバトンタッチ。そして、どんどん謎は深まるばかり。敗戦の影が濃くなり、日本軍が占領した他国から奪った貴金属。終戦のドサクサで個人の利益にしようとした者の末路。松本清張の作品には、教科書にはない史実を読者に直視させようという本筋が必ずある。2023/07/13

はなあぶ

6
本屋で立ち読みした数分のうちにひきこまれた。一見無関係に見える登場人物達が次々に現れ、不可解な事件が次々に起こり、いったいどういうことなのだろう?と先を読まずにいられない。混沌とした序盤から読み進めるうちに次第に関連が判明していくその過程で、霧が晴れていくような快感を得る。思うに面白い小説は共通して、人間の「謎を知りたい、納得したい」という欲求をうまく満たして快感を与えてくれるように出来ているようだ。その快感が最大限になるように、語り方に工夫をこらすのがプロなのだろう。読み飽きさせない力は流石だ。2014/01/10

crazy cool joe

5
戦後の怪しい胡散臭い雰囲気がよく出ている。まじめな話だけどなんか読み終わると壮大なコントのように思えてくる。面白かった!2016/05/25

sashawakakasu

4
松本清張読みたいなぁと思い適当に図書館で手に取りました。ミステリーを久しぶりに読みました、しばらくの間ミステリーは読まなくていいかなとなりました。全く関係ないですが、バッテイングセンター に行きたくなりました。2022/05/29

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