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光文社文庫
無宿―吉原裏同心〈18〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 314p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334765392
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

質商小川屋の一家総勢七人が惨殺された。一方、「御免色里」の吉原では人気絶頂の花魁・薄墨太夫の周囲で異変が。次々起こる「怪異」「殺し」に、吉原裏同心・神守幹次郎は東奔西走し、その身にも危機が迫る。そして、下手人を探索中に浮かび上がった薄墨太夫、衝撃の過去―。か弱き女と人の命を蝕む「悪」に幹次郎の豪剣がついに火を噴く。超人気シリーズ、至福の十八弾。文庫書下ろし長編時代小説。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。大学卒業後、闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表。文庫書下ろし作品のみで累計4000万部突破の快挙を成し遂げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

111
隠密廻り同心も常連になってしまったような感じですね。このような人物も入れないといい人ばかりになってしまうからでしょうか?今回はまた吉原の大夫の前の身分のときのしがらみで付け狙わっることになります。主人公夫婦ももうそろそろ以前の藩のしがらみが出てくるのではないでしょうか?あいかわらず強くて安心して読んでいます。2017/11/25

kinupon

51
相変わらずスピディーさですね。少し話のテンポが速すぎるかな。2019/11/05

藤枝梅安

51
シリーズ18巻目は吉原の外の出来事が中心。幹次郎の活躍は相変わらず。汀女の思慮深さに磨きがかかり、薄墨こと麻の幹次郎への思慕が危うさを増してきている感じ。「歴史小説」じゃなくて「時代劇」、小説じゃなくてテレビドラマの台本だと思って読む。そうでないと細かなところのいい加減さが気になるだろうし、婚礼の後に最後の事件の方が付くところ等の「ご都合主義」が鼻につくだろうな。筆者の狙いをわかっている読者でないと、このシリーズは楽しめないだろうね。2013/05/02

ドナルド@灯れ松明の火

29
裏同心も早18作目。今回は2組の婚礼がメインだった。山口巴屋での三浦屋主人、幹次郎・汀女や薄墨を招くおいねと砂利場親方の七助との婚礼、そして伏見町の小見世のおかんと幸助の栄造棟梁宅での婚礼。薄墨大夫をつけ狙う鋭三郎との対決と、小川屋を襲った浪人とやくざの始末。何とも楽しく胸がすく数時間だった。新登場の桑平同心がこれからはいいアクセントになるかも。汀女の口から麻様の想いを叶えたらという言葉が出るとは・・・。磐音シリーズも大好きだが、この裏同心シリーズもいいなぁ。2013/05/13

はにこ

27
薄墨が命を狙われるのを会所の面々で守る。とんだ言いがかりだったね。薄墨の気持ちを知っている汀女、年下夫が一途で良かったねぇ。吉原一の花魁に揺らがない幹どの、すごいわー。町の強盗も取っ捕まえたけど、またやっかいごとを持ち込まれそうね。萩野、良い人に身請けされて良かった!幸せにね!2021/01/28

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