内容説明
与謝蕪村研究の第一人者である京洛大学教授の松尾には三人の内弟子がいた。そのうちの一人、正岡が、棚から落ちたワインボトルが頭にぶつかり死亡した。次期教授の座を巡っての殺人か!?残る二人、稲畑と高浜の共謀の線で捜査が進むなか、稲畑までもが死亡する。「俳句再見」をテーマにした取材で、現場に居合わせたカメラマン・星井裕が「最後の難事件」に臨む。
著者等紹介
柏木圭一郎[カシワギケイイチロウ]
京都生まれの京都育ち。TV番組や雑誌の京都特集で監修、コーディネーターをつとめる旅のスペシャリスト。本名の柏井壽名義で『おひとり京都の愉しみ』『極みの京都』『「極み」の日本旅館』などの著書多数。『京都大文字送り火 恩讐の殺意』(小学館文庫)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
47
シリーズ最終巻。京都愛溢れる作者の、変わりゆく京都の町への思いが感じられるシリーズだった。この作品の発行年から10年ほど経った今の京都はインバウンドやら何やらでもっとひどい状況になっている。とミステリーなのに京都の町への感慨で読み終えた。2025/02/02
ごへいもち
18
そんなに面白いわけではないけれどなんだか安心して読める。2022/11/10
きらり
1
星井裕と美雪シリーズのラスト。最後は思わず涙がこぼれました。 次の星井裕シリーズを楽しみに待ちたいと思います。2016/03/19
あきら
1
シリーズ最終作。 めっちゃ忙しいのに、やることいっぱいあるのに、続きが気になって読みきってしまった。 犯人とかトリックとかは「ああ~」って感じやけど、ラストは泣いた。星井さんが…。美雪が…。健ちゃんの涙にも、涙。 続きがあったらいいのになー。2014/09/17
ジルタケ
0
このシリーズも星井さんの旅立ちで一区切り。ミステリーというより、シリーズとして楽しんで読んでいたので、さみしいですね。また続編が読みたいです。2014/12/23
-
- 和書
- びっくり!おもしろ水遊び