内容説明
国際会議のテロ対策のため、風間昭平は大津中央署の特任署長を命じられた。だが赴任早々、琵琶湖の人口渚・由美浜で男性の絞殺死体が発見される。被害者は京都で高級蝋燭を商う老舗の専務だった。さらには同一犯の犯行と思われる第二の死体が大原で発見された。滋賀と京都にまたがる連続殺人の哀しい真相とは!?悠久の湖に人間の切ない思いが浮かび上がる。
著者等紹介
中津文彦[ナカツフミヒコ]
1941年岩手県一関市生まれ。学習院大学政経学部卒。新聞記者を経て、’82年『黄金流砂』で第28回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。’85年『七人の共犯者』で第12回角川小説賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kaz
2
由美浜は自宅から車で15分。近江大橋を渡ってすぐの所。何度も通過はしているが立ち寄ったことはない。ほとんど地元と言っていい場所がタイトルになっているということで迷わず購入。大津、鮒ずしときてローカル色たっぷりのストーリーを堪能しようと思っていたのだが・・・。京都大原、太秦、先斗町。何のことはない、舞台はほとんど京都ではないか!そうなんです。いつもそうなんです。滋賀はいつもこういう仕打ちを受けるんです。昔から、近畿の中で一番軽んじられるんです。こんなことなら京都大原殺人事件として滋賀の地名は使って欲しくなか2014/01/12
nonnon
0
★★★☆☆2016/09/19