出版社内容情報
四十代の主婦・手島苑子は、交通事故で入院する羽目に。夫と子供たちのためにやって来たハウスキーパーは、ぶたのぬいぐるみだった! 心優しき中年男・山崎ぶたぶたは、スーパー家政夫(傍点)にして名探偵。家族につきまとう怪しげな老人、不審な電話……ぶたぶたが事件解決へと乗り出す。家族の絆を温かく描く傑作ファンタジー。
内容説明
四十代の主婦・手島苑子は、交通事故で入院する羽目に。夫と子供たちのためにやって来たハウスキーパーは、なんとぶたのぬいぐるみだった!心優しき中年男・山崎ぶたぶたは、スーパー家政夫にして名探偵。家族につきまとう怪しげな老人、不審な電話…苑子の事故にも疑惑が!?ぶたぶたが事件解決へと乗り出してゆく。家族の絆を温かく描く傑作ファンタジー。
著者等紹介
矢崎存美[ヤザキアリミ]
埼玉県出身。1985年、星新一ショートショートコンテスト優秀賞を受賞。’89年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
173
ぶたぶたその14。タイトルとあらすじからも判るように家政婦は見たのぶたぶたバージョン。ちょっぴりミステリーっぽいストーリーでひきつけられます。最後はどら焼き食べたいってなってホッコリ。2015/02/02
小梅
120
ぶたぶたシリーズにしては長編。家政夫ぶたぶたは見た。うちにも来て〜2018/06/15
優希
107
『家政婦は見た』ならぬ『ぶたぶたは見た』。ハウスキーパーとして訪れたぶたぶたさんが、家の事件の謎を解くという少しミステリータッチの作品でした。それにしてもぶたぶたさんは料理、洗濯、掃除など家事一般も得意で驚かされます。やはり只者ではないなと。我が家にも来て欲しいなと思うわされました。でも、タイトルもそうですが、内容的にもまんま『家政婦は見た』なので、ある意味パクリかもしれませんね。「ごめんください」と言うぶたぶたさんが脳裏に浮かびました。2017/07/18
りゅう☆
105
タイトルから想像通り、今回のぶたぶたさんはハウスキーパー。図書館勤務の主婦が誰かに背中を押されて車に轢かれた?スーパーや図書館周辺で、女性を捕まえては色々情報を聞き出そうとする男性が目撃され…。一体この男性は何を隠してるの?と、ちょっぴりミステリアスなストーリーだけど、ぶたぶたさんの存在で物語が温かく、柔らかくなる。妻と娘がいるのも、料理が得意なのも、ぶたぶたさんをたくさん読んでる私にとっては当たり前なんだけど、初めて知る人たちの驚きっぷりには相変わらずニンマリ。改めて家族愛を感じた優しい物語でした。2017/05/07
美登利
97
今回のぶたぶたさんは家政夫です!和やかではなく最初からちょっぴり不穏なミステリー仕立て。母親に全て任せっきりの家族。その母親が事故にあって入院する、家族それぞれの心の言葉が漏れていて確かに「家政婦が見た」らしい雰囲気で、いつものストーリーとは異色です。ぶたぶたさんのサポートは抜群です。少しだけ謎解きもします。自分たちも頑張らねばと子供たちが奮起したのは良かったです。母親の立場としては自立は本当に大事だと思うから。老親の息子への親心は溢れてるけどあの行動はダメです。ラストはモヤモヤが少し晴れた気がしたね。2016/04/05
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