講談社文芸文庫
袋小路の休日

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061983885
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

世に捨てられ老残の人生を送る著名な元雑誌編集者、不遇な映画監督、漂流する中国人青年、不器用なテレビ・タレント、都電、急激に変貌する東京の街…。一九六〇年以降、喪失してしまった日常の深部の塊は、雑文書きを狂言回しにして増殖してゆく。「隅の老人」「北の青年」「路面電車」「ホテル・ピカディリー」「街」など“時代の違和”を描く連作短篇小説七篇。

著者等紹介

小林信彦[コバヤシノブヒコ]
1932年(昭和7年)生まれ。1951年(昭和26年)4月、早大文学部英文学科に入学。1959年(昭和34年)宝石社「ヒッチコック・マガジン」編集長。中原弓彦名義で活動。テレビの仕事を数多く務める。1973年(昭和48年)3月、『日本の喜劇人』芸術選奨新人賞を受賞。1978年(昭和53年)1月、「キネマ旬報」連載の「小林信彦のコラム」で読者賞を受ける。2004年(平成16年)4月、『花と爆弾―人生は五十一から6』(文芸春秋)刊行
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