内容説明
―瀕死の重傷を負った修道士ハルインは、苦しい息のなかで18年前に、身篭った恋人に堕胎を促す薬草を使わせたと院長に告白した。―九死に一生を得たハルインは過酷な旅のすえ、カドフェルが見守るなか恋人の墓前で贖罪の祈りを捧げたのだが、なぜかその母親は、二人に無関心を装うのだった。帰途立ち寄った荘園で事件は起きた。年輩の召使いが死体で発見され、さらに荘園主の妹まで…。
著者等紹介
ピーターズ,エリス[ピーターズ,エリス][Peters,Ellis]
1913年9月28日、英国シュロップシャー州ホースヘイに3人兄弟の末っ子として生まれる。祖母はウェールズ人。幼少期、地方史に造詣が深い母と一緒に、ウェールズ国境近くの古城や旧跡を見に行ったことが、将来の作家生活に大きな影響をもたらした。’33年から’40年までの7年間は化学者の助手・薬剤師として働き、第2次世界大戦では海軍婦人部隊に従軍。’36年に歴史短編小説を発表して、作家デビューを飾る。以後25年間に20冊以上の歴史小説を本名のイーディス・パージターで刊行する。’59年からエリス・ピーターズ名義で推理小説を書き始める。’81年にイギリス推理作家協会のシルヴァー・ダガー賞、’94年には大英勲章O.B.E.を授与される。翌’95年10月14日死去、享年82であった
岡本浜江[オカモトハマエ]
東京に生まれる。東京女子大学文学部英米文学科卒業。共同通信社記者、朝日カルチャーセンター講師等を歴任
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