光文社文庫<br> アフガンの「百合」〈上〉

光文社文庫
アフガンの「百合」〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 407p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784334760373
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

戦火のアフガニスタン。白旗を掲げ、ヒンズークシの渓谷を登るソ連軍のジープ。車上には、寒村の教師として赴任している妻ポーラを迎えにきたヤクーシェフ大佐がいた。だが、母国と夫に不信の念を抱き、今は反政府ゲリラの首領ハーンに思いを寄せる彼女は同行を拒絶。警告を残し、大佐は去った…。―武装ヘリの機銃掃射、山々に谺する砲声。村は潰滅し、ソ連兵の凌辱を受ける女たちのなかにポーラがいた…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

103
冷戦時代のアフガニスタン。女教師として赴任していたポーラは、ゲリラの首領ハーンの愛人になる。夫はソ連軍大佐。ポーラは前半で行方不明となり、ハーンらゲリラたちがソ連軍掃討部隊と戦う話で占められる。ソ連軍は<百合>と呼ばれる謎の首領がゲリラを上手くまとめて、組織的な反撃を始めたことに気付く。<百合>が誰であるかは、文字では伏せてはあるが誰であるかはすぐ解る。「女は出しゃばるな」とはコーランにもスンナの法典にも出ていないのだ。 下巻に続く。 2016/02/24

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