光文社古典新訳文庫<br> フロイト、性と愛について語る

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光文社古典新訳文庫
フロイト、性と愛について語る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334754471
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0110

出版社内容情報

人の妻や娼婦型の女性に惹かれる男性の心理について考察した「『愛情生活の心理学』への寄与」ほか5つの論文を収録。

内容説明

フロイトは、愛する他者をどのように選ぶかについて、「対象選択」という視点で考察し、ある女性の同性愛者の「心的なメカニズム」を、リビドー、エディプス・コンプレックスから解き明かす。そして性愛と抑圧的な社会との関係を批判的に考察する。性と愛に関する7つの論文を収録。

目次

男性における対象選択の特殊な類型について―「愛情生活の心理学」への寄与(1)(1910年)
性愛生活が多くの人によって貶められることについて―「愛情生活の心理学」への寄与(2)(1912年)
処女性のタブー―「愛情生活の心理学」への寄与(3)(1918年)
ある女性の同性愛の事例の心的な成因について(1920年)
エディプス・コンプレックスの崩壊(1924年)
解剖学的な性差の心的な帰結(1925年)
「文化的な」性道徳と現代人の神経質症(1908年)

著者等紹介

フロイト,ジークムント[フロイト,ジークムント] [Freud,Sigmund]
1856‐1939。東欧のモラビアにユダヤ商人の長男として生まれる。幼くしてウィーンに移住。開業医として神経症の治療から始め、人間の心にある無意識や幼児の性欲などを発見、精神分析の理論を構築した。1938年、ナチスの迫害を逃れ、ロンドンに亡命。’39年、癌のため死去

中山元[ナカヤマゲン]
1949年生まれ。哲学者、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

molysk

53
人は、どのように人を愛するようになるのか。欲動というべきリビドーは、幼児の頃には異性の親に向けられるが、人間の成長および体験と共にその対象を変えていく。フロイトは性愛についての理論を発展させて、文明論にまで対象を広げる。心理学の枠組みがその提唱者の人格を色濃く反映したものだとすれば、フロイトはその強い欲動に悩まされていたのではないだろうか。また、自身が提唱した「禁欲で蓄積されたリビドーを、文化的な業績の実現へと向けて昇華させることができる」という理論を、誰よりも体現した人物であった、ともいえるだろう。2023/03/10

Vakira

53
行くぜ~ 少女、淑女の皆さん!ペニスは欲しいかぁ~ イェ~イ!ペニスをぶら下げたいか~ イェ~イ!では少年、紳士の皆さん!ペニスをいじりたいか~ イェ~イ 少女のペニス羨望と少年の男根期。少年の気持ちは理解出来る。気持ちいいからね。でも少女はペニスの欠如を不快と思っているのか?否否。フロイト初読み。少し前にユング心理学が腑に落ち、面白かった。ではユングの友人のフロイトはどうか?僕の非常に興味があるテーマのフロイト本を見つけたので読んでみた。科学、哲学とも不可思議な事象に対し、その現象理由を推論し解を導く。2022/01/07

ころこ

42
フロイトって深さと浅さが同居しています。母性、処女性、レズビアンが議論されているため、過去と現在の政治的な概念の齟齬として解釈されるのは避けられないでしょう。全て心因性による逸脱だという還元主義に誰しもが疑問を持ち、性が欲望を狭くしているのではなく、フロイトの性に対する考え方が狭いのだと批判したくなります。とはいえ人間が性によって否応なく主体化されていることや、人間の精神が様々な家族の類型によって構造化されているというそもそもの着想や洞察は唯一無二なので、両者をどの様に評価すればよいのか難しいところです。2021/10/26

松本直哉

32
著者の父親像にどうしてもなじめないのは私が主夫だからだろうか(私は自分が父親だと自覚したことがあまりない)。19世紀末の西欧の市民社会のごく狭い範囲の、夫婦のそろった核家族のみを観察して自分に都合のいい父親像を作り上げ、それに理論を当てはめているだけに見えて、たとえば一人親の家庭や孤児にはこの理論は役に立つまい。彼がもし女に生れても同じような理論を作っただろうか。ペニスを持たずに生まれればそれがその人にとって自然なはずで、ペニスのほうがむしろ逆に余計なもの、奇妙なものとしか思われないのではなかろうか。2022/01/21

ハルト

11
読了:◎ フロイトの、性と愛の七つの論文が収められている。愛する対象の選択、心的なインポテンツの障害、処女性のタブー、女性同性愛の心的な成因について、エディプス・コンプレックスの崩壊、解剖学的な性差の心的帰結、文化的な性道徳。そして解説。▼語られるのは、男女ともに性的に抑圧され、愛すべき対象の選択や女性同性愛、結婚を巡る神経症など。実例を出しながら、述べている。今だとそれだけじゃないと古臭く思う部分もあるけれど、納得させられる部分もまたあって、確かに精神分析の基礎となった思考なんだと思う。 2021/08/29

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