出版社内容情報
張愛玲[チョウ アイレイ]
著・文・その他
藤井省三[フジイ ショウゾウ]
翻訳
内容説明
離婚後、没落した実家に戻っていた白流蘇。異母妹の見合いに同行したところ英国育ちの青年実業家に見初められてしまう「傾城の恋」。封鎖中の路面電車のなかでの男女の行きずりの恋を描いた「封鎖」。占領下の香港と上海が舞台の恋物語と自伝的エッセー「戦場の香港」ほかを収録。
著者等紹介
張愛玲[チョウアイレイ]
1920‐95。中国の作家。上海で、祖父は政府高官で祖母は李鴻章の長女という大家族のもとで生まれ育つ。アメリカのミッション系小学校に編入し、張〓(えい)から張愛玲に改名。ロンドン大学への留学を希望するも父の猛烈な反対にあい、日本軍の上海侵攻も重なり断念。1939年に香港大学入学。実家の経済状況が悪化したため退学。文筆活動を始め、エッセー、短編小説が評判となる。’44年発表の小説『伝奇』が発売4日後で売りきれるという大ベストセラーになり、作家としての名声を不動のものとした
藤井省三[フジイショウゾウ]
1952年生まれ。現代中国文学者。1991年魯迅研究により文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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