光文社古典新訳文庫<br> 戦う操縦士

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光文社古典新訳文庫
戦う操縦士

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334753726
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報



サン=テグジュペリ[サン=テグジュペリ]
著・文・その他

鈴木雅生[スズキ マサオ]
翻訳

内容説明

ドイツ軍の電撃的侵攻の前に敗走を重ね、機能不全に陥ったフランス軍。危険だがもはや無益な偵察飛行任務を命じられた「私」は、路上に溢れる避難民を眼下に目撃し、高空での肉体的苦痛や対空砲火に晒されるうち、人間と文明への“信条”を抱くに至る。著者の実体験に基づく小説。

著者等紹介

サン=テグジュペリ,アントワーヌ・ド[サンテグジュペリ,アントワーヌド] [Saint‐Exup´ery,Antoine de]
1900‐1944。フランスの作家、飛行家。兵役で航空隊に志願、除隊後は民間航空業界に入る。26歳で作家デビューし、自らの飛行体験に基づく『南方郵便機』『人間の大地』などを発表した。1931年に発表した『夜間飛行』はアンドレ・ジッドに絶賛され、またフェミナ賞を受賞。また1942年の『戦う操縦士』は、ヒトラー『我が闘争』に対する「民主主義からの返答」として高く評価される。詩情あふれる『ちいさな王子』は、子どもから大人まで今も世界中で愛され続けている

鈴木雅生[スズギマサオ]
1971年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学、パリ第四大学博士。学習院大学文学部教授。訳書に『地上の見知らぬ少年』(ル・クレジオ、第16回日仏翻訳文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

96
読み始めた時は、最早、無駄死にに通じるような任務やそれに向かう仲間たちの心配などで悪態つきながらも自らが信じる責務を果たそうとする作者の姿に『ダンケルク』のファリアや『紅の豚』のマルコを重ねていた。ところが命の危機や避難民からの批判、目の前で撃墜されていく戦友たちと向き合っていく内に得た考えに心の底から震えることになる。「肉体は実は執着するものではなかった」や「自らの<存在>を築き上げるのは言葉ではなく、ただ行動だけなのだ」という宮澤賢治作品にも通じる「人間である事は」という希望に満ちているのを感じた2018/05/30

青色夜ふかし

56
「死は大変なことだ。世界を再編する。昨日と同じ文章も違って見える。」◉サン=テグジュペリの体験を元に書かれた戦争小説。著者の夢想、哲学的分析が度々記される。◉舞台は第二次大戦下のフランス。1940年5月23日。ナチス・ドイツの侵攻を前にフランス軍は劣勢に陥る。アラスに集結したドイツ戦車部隊の所在を確認すべく、偵察飛行に出撃。◉戦争を冷めた目で分析。フランス軍劣勢の中コントロールを失った組織の中で、予定調和で従う兵士。人間性は否定され、無意味なことを、型にはめられ要求される。私は現代社会の暗喩。だと捉えた。2018/04/22

molysk

49
第二次世界大戦初頭、ドイツの電撃戦に崩壊寸前のフランス。危険だが明確な目的のない任務へ赴く「私」は、アラス上空で砲火に晒され、肉体の危機を感じる中で、啓示を得る。自分が存在するには、まず責任を引き受けるのだと。フランスへの、世界への、そして普遍的な存在としての「人間」への責任を。私の文明の本質は、個々の人間ではなく「人間」だということを、行動で示さねばならない。ある人物やある国家といった個別的なものではなく、普遍的な「人間」のために戦うこと。この筆者が得た信条は、「我が闘争」への民主主義の返答と評された。2020/03/15

蘭奢待

47
サン=テグジュペリの珍しい戦記物。ナチスドイツに電撃侵攻されたフランス。制空権を失っているにもかかわらず前線偵察のための出撃命令を受け苦悩する。敵の弾幕をかいくぐり奇跡的に帰投を果たすが、その奇跡が考え方を変え、フランスが築いてきた、自由、平等、友愛といったものの意味について深く思索する。後書きで、フランスを捨て亡命先で占領下にあるフランス政府を非難している知識人たちをサン=テグジュペリがくさしたという下りは興味深い。 訳が良いとは言えず読みにくい。他の訳にも当たってみたい。2019/08/23

パトラッシュ

35
戦争小説なのか戦記なのか自伝かエッセイか。その全部を含むサン=テクジュペリの「私小説」といえる。敗軍に加わり無謀な命令で出撃し戦友を失い何度も死にかけ、人の小ささや愚かさにぶつかった果てに「人間のために人間の敵に抗して戦う」という結論に達する。イデオロギーではなくナチスとの実戦で傷ついた故の境地であり、行動するヒューマニズムの極致といえる。これほど理想主義の美しさを謳い上げた文章を私は知らない。同時期に書かれた『星の王子さま』に「大切なものは目に見えない」とあるが、その大切なものとは何かを語っているのだ。2019/08/17

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