光文社古典新訳文庫<br> 絶望

個数:
電子版価格 ¥1,078
  • 電書あり

光文社古典新訳文庫
絶望

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2022年07月07日 01時27分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 389p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334752798
  • NDC分類 983
  • Cコード C0197

内容説明

ベルリン存在のビジネスマンのゲルマンは、プラハ出張の際、自分と“瓜二つ”の浮浪者を偶然発見する。そしてこの男を身代わりにした保険金殺人を企てるのだが…。“完全犯罪”を狙った主人公がみずからの行動を小説にまとめ上げるという形で書かれたナボコフ初期の傑作!

著者等紹介

ナボコフ,ウラジーミル[ナボコフ,ウラジーミル] [Набоков,Владимир]
1899‐1977。ロシア出身の多言語作家。サンクト=ペテルブルクの貴族の家庭に生まれる。1919年、革命を避けて出国。’20年代から、ベルリンやパリのロシア語新聞、雑誌に「シーリン」の筆名で作品を寄稿し始め、短編から中編、長編と数多くの作品を刊行し、またフランス語、英語での創作にも手を染めた。’37年、ナチス支配のドイツを逃れ、フランスに移住。’40年にはアメリカに移住した。英語で執筆され、’58年にアメリカで刊行した『ロリータ』は大きな話題となり世界的名声を獲得した

貝澤哉[カイザワハジメ]
ロシア文学者。早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

97
面白かったです。ナボコフ初期の作品であり、小説が小説を書くという設定が単なるサスペンス小説という構造を全く変えているのが興味深いところでした。プラハで出会った自分と瓜二つの浮浪者に出会い、保険金殺人という完全犯罪を狙うゲルマン。自分の行動を小説にまとめあげようとしていく中で様々な出来事が逆転していくことで陥る「絶望」。あらゆること全てがゲルマン自身に返ってしまうのは自業自得であり、爽快にすら思えました。自らの特権が剥奪され、最後は晒し者になるのは圧巻。盲目的だからこその楽しみがある作品です。2016/06/24

市太郎

63
ナボコフのメタフィクションな一品。この小説は自分と瓜二つの浮浪者を見つけた手記の語り手が完全犯罪をもくろみ不当に保険金を受け取ろうとする話だ。そのストーリーだけでも犯罪・ミステリ小説として面白いが、ナボコフはお茶目な作家でプロット自体をまさに言葉で表現する場でしか為し得ない芸術的な小説に作り上げてしまう。その小説という分野に対する姿勢によってドストエフスキィなどともまた違ったプロの味を十二分に堪能させてくれるのである。「ロリータ」より分かり易く、長さも適当で手に取りやすい。しかし再読したいと思わせる魅力。2014/03/27

巨峰

62
ぐだぐだと周り道する叙述につっかえてなかなか読み進めなかった自分が悪いのだけど、4分の3くらいは詰まらなかった。残り3章くらいの怒涛の展開は面白かったけど、初めから間を空けずに読みこなしていたらもっと面白かっただろうなぁ。2017/02/06

藤月はな(灯れ松明の火)

53
自分とよく似た男を見つけた主人公は男を自分の身代りに殺し、保険金を搾取しようと完全犯罪を目論む。完全犯罪は上手くいったかのように思えたのだが、とある運命のどんでん返しによって目論みは脆くも崩れ去る。一見、『曲がった蝶番』の逆バージョンとも読める馬鹿ミスのように見えます。しかし、ありのままに手記を書くにつれて主人公が殺した相手と自己を同一化していき、混乱していく場面は中々、興味深いです。そして本当は似ていないのに一見、保険金詐欺が上手くいったように見せかけるのも、妻とのテンションの高い会話もギャグですね^^2013/11/30

chanvesa

36
文学なんて言葉の虚構の世界よと、斜に構えてみても、ゲルマン側のポジションに並んでしまうじゃないか。結局ボンクラ・サイドに仲間入りし、見下していたはずのアルダリオンにぼこぼこに打ち込まれる。似てるはずなんだけどなぁ、とほぞを噛んでも似てないものは似てない。思い違い&すれ違いは、落語の「駒長」を、あと、柄谷行人が『意味という病』の扉に引用したチェーホフ『三人姉妹』の「意味……ほら雪がふつてゐます。どんな意味があります?」を思い出した。『罪と罰』はおちょくりの対象であり、読者をけむに巻くナボコフ、恐ろしや。2015/07/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7426317

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。