内容説明
英国出身でペット葬儀社勤務のデニスは、友人の葬儀の手配のためハリウッドでも評判の葬儀社“囁きの園”を訪れ、そこのコスメ係と恋に落ちる。だが彼女の上司である腕利き遺体処理師もまた、奇怪な方法で彼女の気を引いていたのだった…容赦ないブラック・ユーモアが光る中編佳作。
著者等紹介
ウォー,イーヴリン[ウォー,イーヴリン] [Waugh,Evelyn]
1903‐1966。20世紀を代表するイギリスの小説家。名門出版社の社長を父に持ち、しつけの厳しい全寮制学校に学ぶ。オクスフォードで歴史学を専攻するが中退し、その後教職などを経て作家に。1928年、上流階級への風刺がきいた処女小説『大転落』が好評を博す。1930年にはカトリック信者となっており、戦争小説や旅行記を書いた
小林章夫[コバヤシアキオ]
1949年東京生まれ。上智大学文学部英文学科教授。専攻の18世紀イギリス文学を中心に近代イギリスの文学・文化を多角的に研究する。1985年、ヨゼフ・ロゲンドルフ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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