光文社古典新訳文庫<br> コサック―1852年のコーカサス物語

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光文社古典新訳文庫
コサック―1852年のコーカサス物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 377p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334752477
  • NDC分類 983
  • Cコード C0197

内容説明

モスクワでの無気力な生活に疲れた青年貴族オレーニンは、チェチェン人と対峙するコーカサス辺境での軍隊勤務を志願する。その地はコサックの自由な精神に溢れていた。そして美しい少女マリヤーナとの恋が彼の内面を変えてゆく。トルストイの従来のイメージを一新する輝かしき青春小説。

著者等紹介

トルストイ,レフ・ニコラエヴィチ[トルストイ,レフニコラエヴィチ][Толстой,Л.Н.]
1828‐1910。ロシアの小説家。19世紀を代表する作家の一人。無政府主義的な社会活動家の側面をもち、徹底した反権力的な思索と行動、反ヨーロッパ的な非暴力主義は、インドのガンジー、日本の白樺派などにも影響を及ぼしている。活動は文学・政治を超えた宗教の世界にも及び、1901年に受けたロシア正教会破門の措置は、今に至るまで取り消されていない

乗松亨平[ノリマツキョウヘイ]
1975年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科助教。ロシア文学・思想専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

49
今も昔もコーカサスはチェチェン人との紛争が止まないロシアにとっては難しい地方なのですが、主人公の彼にとっては魅力に溢れるみずみずしい土地のようです。この小説はロシアの辺境を舞台にした優れた青春小説なのです。そして、自然や風土の描写が本当に素晴らしくて、コーカサスを旅した気持ちになれます^^2012/03/26

翔亀

43
若きトルストイの知られざる傑作、と帯にある。「戦争と平和」(以下「S」)の執筆直前に発表されたというが、正直、知られざる傑作という謳い文句によくあるように、その完成度は「S」に遠く及ばないようにみえる。逆に言えば、「S」にトルストイがいかに心血を注ぎ大いなる飛躍を遂げたのだ、と。◇「S」には多くの傑出した点があった。その一つが<自然>。この一点に本作は集中する。コーカサス地方(今のチェチェン)の雄大な雪山に囲まれた森林に、モスクワの腐敗した貴族社会から脱出した若き主人公オレーニンは生の再生を見出す。↓2016/03/02

マエダ

42
ちょっと読めなかった。相性が悪い。2019/07/24

アーチャー

21
良くも悪くもこれまで読んできたトルストイの作品の中では、一番淡々と読むことが出来た作品でした。解説に書かれてある時代背景などを知れば、それなりの面白さもあるかなという感じでした。2016/10/21

たつや

20
「戦争と平和」の着手前に書かれた作品。無気力青年オレーニンの青春小説。1852年という途方もない昔のモスクワの描写が寒々しく、戦争や当時のコーカサスや文化や人がよくわかるけれども、トルストイはこの頃、カード賭博にどっぷりはまっていたらしいので、荒んだ心で書いたのか?と思われる作風のように感じた。まだ、ドストの「罪と罰」が未発表の時期、少しドストエフスキーともかぶりました。当時のロシアが破綻していたのかな?人も国も・・・?と考える作品でした。2016/06/14

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