内容説明
若きトロツキーがはじめて書いた人物論である「ニーチェ」から、暗殺される一年前に書いた「ヨシフ・スターリン」まで。本書を読むことで、登場する人々の重要な一面を知ることになるだけでなく、その時代的状況やトロツキーその人についても知ることができる。
目次
ニーチェ―「超人」の哲学
ヘンリク・イプセン―小市民群像の偉大な表現者
ゴーゴリ―没後五〇年によせて
レフ・トルストイ―詩人と道徳家
エヴノ・アーゼフ―あるテロリストの肖像
ゲルツェンと西方―生誕一〇〇周年によせて
ロシアとヨーロッパ―マサリク教授のロシア論
ジャン・ジョレス―死後一年によせて
プレハーノフ―先駆者の運命
カール・カウツキー―改良と革命のあいだ
カール・リープクネヒトとローザ・ルクセンブルク
スヴェルドルフの思い出
マヤコフスキーの自殺
国家社会主義とは何か―ヒトラーとナチズムの肖像
マクシム・ゴーリキー―革命の衛星
ヨシフ・スターリン―性格規定の試み
著者等紹介
トロツキー,レフ[トロツキー,レフ][Троцкий,Л.Д.]
1879‐1940。ロシアの革命家、第4インターナショナルの創設者。南ウクライナの自営農の家に生まれ、10代の頃より革命運動に従事。最初の逮捕と亡命後にレーニンらの『イスクラ』に寄稿。1905年革命で指導的役割を果たした。1917年革命の際にはレーニンと密接に協力して10月革命を指導。レーニンの政治的離脱後、官僚主義の克服と工業化を訴えるがスターリン派によって弾圧される。1929年に国外追放。1940年8月、スターリンの刺客にピッケルで頭を打ちぬかれて死亡
森田成也[モリタセイヤ]
1965年生まれ。大学非常勤講師
志田昇[シダノボル]
1950年生まれ。大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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