内容説明
銀行員ヨーゼフ・Kは、ある朝、とつぜん逮捕される。なぜなのか?判事にも弁護士からもまったく説明されず、わけのわからないまま審理がおこなわれ、窮地に追い込まれていく…。「草稿」に忠実な、最新の“史的批判版”をもとに、カフカをカフカのまま届けるラディカルな新訳。
著者等紹介
カフカ,フランツ[カフカ,フランツ][Kafka,Franz]
1883‐1924。チェコのプラハ生まれ。父母はユダヤ人。法学博士号を取得後、労働者傷害保険協会に勤め、サラリーマン生活を送りながら執筆を続ける。1917年結核と診断され、’24年死去。死後、親友マックス・ブロートの編集によって作品の大部分が出版され、世界的な評価を得る。代表作としては短編『判決』『変身』、未完の小説『訴訟』『城』など
丘沢静也[オカザワシズヤ]
1947年生まれ。首都大学東京教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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