内容説明
光文社古典新訳文庫では創刊以来、対談、講演、エッセイ、評論など、いわば「古典新訳文庫の衛星群」といえるものを生み出してきました。今回、この“衛星たち”が一堂に会し「新星」となって誕生しました!散歩の途中でカフェに立ち寄るように、気軽に手にとってみてください。
目次
特別寄稿(「月日はあやしくも物狂おしくながれすぎる」(辻原登)
森のどこかに(望月通陽))
講演(ドストエフスキー『罪と罰』の謎―黙過のリアリティ(亀山郁夫)
古典と教養のルネサンス―イギリス人のシェイクスピア発見について(安西徹雄))
対談(『カラマーゾフの兄弟』に潜む謎を解く(亀山郁夫;島田雅彦)
『アンナ・カレーニナ』の秘密―時間の流れと視点を自在に操るトルストイの狙い(綿矢りさ;望月哲男) ほか)
アンケート わたしが好きな古典
エッセイ 古典作品への誘い(押して、伸ばす(小川高義)
翻訳におけるユーモア(関口英子) ほか)