光文社古典新訳文庫<br> グランド・ブルテーシュ奇譚

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光文社古典新訳文庫
グランド・ブルテーシュ奇譚

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334751869
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

内容説明

妻の不貞に気づいた貴族の起こす猟奇的な事件を描いた表題作、黄金に取り憑かれた男の生涯を追う「ファチーノ・カーネ」、旅先で意気投合した男の遺品を恋人に届ける「ことづて」など、創作の才が横溢する短編集。ひとつひとつの物語が光源となって人間社会を照らし出す。

著者等紹介

バルザック,オノレ・ド[バルザック,オノレド][Balzac,Honor´e de]
1799‐1850。フランスの小説家。トゥール生まれ。17歳で代訴人の事務所に見習いとして入り、パリ大学法学部に通う。このころから文学者を志し、20歳のころパリ市内の屋根裏部屋に住んで小説を執筆し始める。人間を観察し、その心理を精密に描きつつ、社会全体をも映し出す長短編小説を次々に生み出し、巨大な作品群によってフランス社会そのものを表す「人間喜劇」を形成していく。旺盛な執筆活動の他に、年上の貴婦人たちと数々の浮き名を流したことでも知られる

宮下志朗[ミヤシタシロウ]
1947年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。フランス文学者。ラブレー、モンテーニュ、ゾラ、バルザックなど、幅広いフランス文学を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

37
短篇にしてはかなり衝撃的な内容が含まれています。当時の社会情勢を考えたりすると結構人目を引いた事件もあったのでしょう。5つの短篇すべてがいいというわけにはいかないのですがバルザックらしい作品は表題作なのでしょう。2014/11/27

巨峰

34
初バルザック。表題作はかなり恐ろしい話です。時代とはいえ、どうして誰も助けようとしなかったんだろうと。短編4つのうち、3つは、人妻と年下の若い男の話。2009/12/16

藤月はな(灯れ松明の火)

29
表題作の怖さは「きみは十字架にかけて誓ったではないか」という言葉に収斂されていると思わずにはいられません。誓うということの重さとそれを嘘で糊塗したことの悲惨さに背筋が凍ります。「ことづけ」はルーヴェルの短編を思い出しました。「書物の現状について」は当時の出版事情が伺えて貴重です。2012/03/07

マリカ

29
久しぶりにバルザックを読みました。高校生の時に母の古い全集をちょっと読んで以来でした。新訳で読みやすい!この時代のフランスを旅行してみたいなぁ。この短編集には、バルザック年譜がついていて、女性関係・旅行先・滞在期間・関連作品などわりと詳細まで書かれています。バルザックの波乱万丈ぶりは、短編のストーリーが霞むほど。バルザックに対する興味がムクムクとわいてきました。2012/02/04

かもめ通信

25
バルザックには珍しい気がする短編集。収録されているのは、4つの短篇と、1つの評論。総じてなかなか面白かったが、なんだって不倫ものが多いのかなあ?しかも年上の人妻と青二才の青年、みたいなパターンがお好き?それは作者の好みなのか、あるいは時代の要請?あるいは大衆の欲求なのか?その辺のところが気になるような、ならないような?!最後に収録されている評論もこれがなかなかツボ。“著者と読者の間にうまい汁をしる業者が幾つも入るのはけしからん。やっぱり時代は直販だ?!”というまさかの展開に思わずにやついてしまった。2016/09/23

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