光文社古典新訳文庫<br> 天使の蝶

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光文社古典新訳文庫
天使の蝶

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  • サイズ 文庫判/ページ数 407p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334751661
  • NDC分類 973
  • Cコード C0197

内容説明

「先史時代の鳥類」のような奇怪な骨を見つけたのは、廃墟と化した大戦後のベルリンのアパートの一室…。表題作「天使の蝶」には、化学者でもあったプリーモ・レーヴィの世界観が凝縮されている。人間の夢と悪夢が交錯する、本邦初訳を多数収録した傑作短編集。化学、マシン、そして人間の神秘をつづった珠玉の15編。

著者等紹介

レーヴィ,プリーモ[レーヴィ,プリーモ][Levi,Primo]
1919‐1987。イタリアの化学者・作家。トリノのユダヤ系の家庭に生まれる。1943年、ドイツ軍のトリノ占領に伴いレジスタンスに参加するが、捕らえられアウシュヴィッツ強制収容所に送られる。1945年、ソ連軍により解放され、奇跡の生還を果たす。帰国後、化学塗料工場に勤めながら、自らの体験を書いた『アウシュヴィッツは終わらない』を刊行し、高い評価を得る。その後、独特の視座で現代社会や人間を諷刺した幻想小説なども発表。1979年には、『星型レンチ』でストレーガ賞を受賞する

関口英子[セキグチエイコ]
埼玉県生まれ。旧大阪外国語大学イタリア語学科卒業。翻訳家。児童書から映画字幕までイタリア語の翻訳を幅広く手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaichiro

108
面白かった。良質な短編集。化学者でもあるレーヴィの知性がふんだんに生かされた内容。AIやクローン人間の登場やその扱い・活用にアタフタする人間の様子など、現代作品にも通用するコミカルなシーンが沢山出てきます。話の進め方が星新一のショートショートにも似ている様に思え、楽しくあっという間に読み終えました。テクノロジーは飛躍的な生産能力拡大を実現してきましたが、これからは社会生活や人間の感情に大きな影響を与える時代に入ります。日本ではイタリア作家の翻訳作品がそう多くは出ていませんが、意識的に探してみようと思う。2019/12/29

蓮子

86
プリーモは化学者でもあったせいか、作品にもそれが色濃く反映されている。特に発明機械を売る会社に勤めるシンプソン氏が登場するシリーズ作品は、これが50年前に書かれたとは思えない程の完成度。3Dプリンター、バーチャルリアリティ、人工知能等、現代において真新しい技術・製品を既に考えてた事に驚くばかりだ。プリーモが実現したそれ等を目の当たりにしたら、どんな反応をするのか興味がある。お気に入りは冷凍保存によって長年生きてきた女を描く「眠れる冷蔵庫の美女」。これもいつか実現する時がやってくるのだろうか。面白かった。2017/07/11

音姫

60
「アウシュヴィッツは終わらない」で有名なイタリア系ユダヤ人化学者のSF短篇集。あまりに狂気的な描写に作者の壮絶な体験を想像し重ねる。人体実験を彷彿する「天使の蝶」は実験台上の意思のない虫を己に喩えたのか。収容所から生還し、やっと手に入れた自由を生きる自分が醜いものでなければならない理由は何であったのか。ダンテ「神曲」地獄のような収容所で、この喜劇を生きる希望にした作家。「人間の未来の姿」を天使でなくケダモノにしなければ、失われた尊厳と人間性を取り戻すことがきっと困難であったのだろう。→ 2020/09/25

藤月はな(灯れ松明の火)

44
特に戯曲調の「詩歌作成機」はカレル・チャペックの戯曲、「ロボット」でも論じられる行き過ぎた利便性がユーモラスに語られていて好きです。「眠れる冷蔵庫の美女」は「夏への扉」を読んでいたらまた、違った感想になるのかな。「転換剤」は苦痛が快楽へと逆転する話でタナトスの原理が自傷行為や自罰行為でこうなったらと思うと怖すぎます。最後がこの連作短編集で重要な狂言回し役を仰せつかったNATCA社のシンプソンの末路についてという〆もおあとがよろしいようで。2013/03/08

けろり

39
蒼月海里さんの、著作の中で紹介されていたので手に取ってみました。 読むのに時間がかかりましたが、読み終えることができほっとしています。化学者でもある著者だからこそ描ける作品なのかなと思います。何処までがフィクションなのか分からなくなりましたが、もしかしたらこの本の中にある事が現実になる日もそう遠いことではないのかもしれません…2019/01/12

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