内容説明
京都上賀茂にある通称「牡丹屋敷」。広大な庭には、約八十種、三千株の牡丹が、色とりどりの花を咲かせていた。屋敷の主は韮崎宗太郎。一代で一部上場会社を築いた立志伝中の人物だ。百人もの客を招いた牡丹鑑賞会の夜、宗太郎の甥が殺された!彼は未解決の轢き逃げ事件の容疑者だったことが判明する。さらに起こる連続殺人の真相とは?赤かぶ検事の名推理。
著者等紹介
和久峻三[ワクシュンゾウ]
大阪生まれ。京都大学法学部卒。記者生活を経て司法試験に合格後、弁護士登録。京都で弁護士事務所を開く傍ら、作家活動を開始する。1972年『仮面法廷』で第18回江戸川乱歩賞を受賞。’89年には『雨月荘殺人事件』で、第42回日本推理作家協会賞を受賞、法廷ミステリーの第一人者として不動の地位を確立した。“赤かぶ検事シリーズ”を始め、数多くの作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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