内容説明
戦後の混乱期を爽やかな風のように駆け抜けた少女がいた。岩倉可奈。18歳。アメリカ軍将校用のゴルフ場で働き、家族を支える日々。スコットランドで幼い頃から身につけたゴルフで、米軍将校たちをきりきり舞いさせる生きのいいヤマトナデシコだ。時代の大波のなかで、凛として自分を貫き、今このときを精いっぱいに生きる―そんな姿が勇気をくれる、感動作。
著者等紹介
喜多嶋隆[キタジマタカシ]
5月10日東京生まれ。明治大学卒業。コピー・ライター、CFディレクターを経て、第36回小説現代新人賞を受賞してデビュー。現在、湘南・葉山に居を構える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨー
4
凄くよかった2023/02/14
S.Bow
1
戦中戦後のスコットランド、横浜が舞台。 喜多嶋作品にしては異色の時代設定。 でも、違和感なし。 精一杯まっすぐに生きるヒロインの姿は、 時代や場所などは関係なく、変わらない。 可奈とジェーンの再対決にグッとくる。2020/09/09
miu
1
久しぶりの喜多嶋さん。もっと時代背景や主人公(その時代の日本)の暮らしを知りたかったですが、喜多嶋さんの世界感がでていて、読みやすかったです。2012/04/04
Hitoshi
1
最近、「しなり」がキーワードになっている。 戦時中のゴルフものです。初めての設定ではないでしょうか?話の舞台がイギリスの話も初めて?2011/03/20
kiwako
1
どんな時代でも喜多嶋ワールドに変換。2011/03/20
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