内容説明
かつて四条大橋近辺には五つの芝居小屋があり賑わっていた。ただ一つ残った南座に加え、西座が復活。柿落としの舞台『龍馬逍遥』は、大衆演劇出身の中村龍之介を主演に据え、好評を博した。東京公演では若手歌舞伎役者の市河時蔵が加わる予定だったが…。高知・桂浜で、時蔵が水死体となって発見された。龍之介を取材していた星井裕が事件の真相を明らかにする。
著者等紹介
柏木圭一郎[カシワギケイイチロウ]
京都生まれの京都育ち。TV番組や雑誌の京都特集で監修、コーディネーターをつとめる旅のスペシャリスト。本名の柏井壽名義で著書多数。『京都大文字送り火 恩讐の殺意』(小学館文庫)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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