内容説明
四年前のサッカー日本代表は爆発力を秘めていた。強烈な「個」がぶつかり猛烈なエネルギーがピッチで生み出された。だが一方で、結束力は乏しく、結果は惨敗。今回、岡田監督が作り上げたケームは対照的だ。中村俊輔と中澤佑二が攻守の両輪となるこのチームには、目前の結果に一喜一憂しない芯の強さがある。「勝利へ」。過去から学ぶべき答えは本書に綴られている。
目次
プロローグ 最期―2006年6月22日、中田英寿の動けなかった900秒。
第1章 愛憎―「やさしい人」が日本に与えてくれたもの。
第2章 団結―3人の男が背負い続けた、日の丸の誇り。
第3章 確執―「黄金世代」「海外組」とはなんだったのか?
第4章 七色―博徒ヒディンクの喜怒哀楽。
第5章 晩餐―ラスト・サパー ボン日本料理店ドキュメント
第6章 齟齬―ピッチ上で起こった、「自由」からの逃走。
第7章 消極―それでもプライドは捨てられない。
第8章 落涙―その気持ちで、と彼は言った。
第9章 敗因と―日本サッカーに、未来はあるか?
著者等紹介
金子達仁[カネコタツヒト]
スポーツ以外にも様々なジャンルのノンフィクションを執筆し、解説者としても活躍。また、スポーツライター養成講座『金子塾』を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gonta19
5
2010/2/15 Amazonより届く 2010/3/5~3/12 単行本として出版時は「敗因と」という名前で出版されていたドイツワールドカップでの日本代表の裏側をえぐる内容(Amazonでの評判が悪いのは改題本と知らないで買ったからだと思われる)。史上最強のメンバーといわれていた当時の代表はまったくの期待はずれの内容であえなく予選リーグ敗退に終わった。その裏で何が起こっていたのか?当時から中田英寿選手が浮いている、とか、選手同士がばらばらであった、などといろいろな噂がたっていたが、この本を読めばその2010/03/12